人気ディズニー俳優が、20歳の若さで急死。ひそかに持病と闘っていた
多くのディズニー・チャンネル作品に出演していた人気俳優のキャメロン・ボイスが6日(土)、他界した。まだ20歳という若さだった。
キャメロンがブレークするきっかけとなった作品を世に送り出してきたディズニー・チャンネルは、今回の急逝を受け声明を発表。「すさまじい才能を持ち、優しく、思いやりにあふれている青年でした」と述べ、その類まれな才能と誰からも親しまれる人柄を偲ぶとともに、「心から惜しまれます」とあまりにも突然の死を悼んだ。
『ジェシー!』や『ディセンダント』を放送している日本でも、ディズニー・チャンネル公式ツイッターが哀悼メッセージを投稿した。
家族による発表によれば、死因は闘病中であった病気の治療における発作によるものとみられ、睡眠中に息を引き取ったという。 最近、親友たちと同居を始めたばかりだったというキャメロン。同居していた友人が異変に気がつき通報、駆けつけた救急隊員が蘇生を試みたが、息を吹き返すことはなかった。 米芸能メディア「TMZ」は、キャメロンが生前「てんかん」の持病を持ち、治療を受けていたと伝えている。これまで公表されることなく、密かに治療を続けていたとみられるこの持病が死因と推測されているが、正確な死因を特定するため、今後検死解剖が行なわれることになっている。 アフリカ系アメリカ人の父とユダヤ人の母のもと、米ロサンゼルスで生まれ育ったジェシー。9歳の時に映画『ミラーズ』(2008年)でデビュー。その後、『ジェシー!』や『ジェイクとネバーランドのかいぞくたち』といったディズニー・チャンネルのドラマで一躍ブレーク。ディズニーのオリジナル映画『ディセンダント』『ディセンダント2』にカルロス役で出演し、人気を不動のものとした。
キャメロンは、今夏全米で放送予定の最新作『ディセンダント3』にも出演している。日本でも、秋に「ディズニー・チャンネル」で放送が予定されている。
才能あふれる若きスターの急死に悲しみ広がる
同じくディズニー出身スターであるゼンデイヤも、その訃報に驚きながらも、キャメロンの友人や遺族に対するお悔やみの言葉をツイッターに投稿した。 また、2010年公開のコメディ映画『アダルトボーイズ青春白書』、その3年後に公開された続編で製作兼主演を務めた俳優アダム・サンドラーもツイッターで追悼の言葉を贈っている。 「若すぎる。愛らしすぎて、面白い存在。誰よりも最高に良い人で才能に溢れ、しっかりした若者。彼のことが大好きだった。ご家族をすごく大切にしてた。そして世界のことも。キャメロン、僕らにくれたことすべてに感謝してるよ」とても悲しいニュースをお伝えしなければなりません。「ディセンダント」「ジェシー!」など、ディズニー・チャンネル作品に多数ご出演されたキャメロン・ボイスさんが、20才の若さでご逝去されました。心からご冥福をお祈りいたします。 pic.twitter.com/w5rZrsWgUn
— ディズニー・チャンネル公式 (@disneychanneljp) 2019年7月7日
— Adam Sandler (@AdamSandler) 2019年7月7日「この先まだたくさんのことが控えていたのに。僕らの心は打ちひしがれている」 このほかにも、これまでに共演した俳優仲間やファンから、続々と悲しみの声が寄せられている。こうした多数の哀悼メッセージに、キャメロンの父であるVictorさんは、ツイッターにこう感謝の言葉を記している。 「キャメロンと私たち家族に対し皆様が示してくださった愛情とサポートが、いまださめることがない悪夢の痛みを和らげてくれています」 ダンスの才能があったことで知られるキャメロン。最近では、アイルランドの歌手ホージアのミュージックビデオにも出演していた。
こうして活躍の幅をどんどん広げ、コメディドラマや映画など、出演作数本の公開も控えていたのに……。 未来に向かって躍動する姿をまだまだ見せてくれると誰もが信じる中、突然旅立ってしまったキャメロン。その若きスターの死に深い悲しみと衝撃が広がっている。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>Rest well, Cameron.
— Columbia Records (@ColumbiaRecords) 2019年7月8日
"Almost (Sweet Music)" by @Hozier – dance choreographed by Cameron Boyce and Christine Flores. pic.twitter.com/dCDMZoHVU0