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結婚後にうまくいかない女性の特徴。親と仲が良すぎるのは問題!?

結婚後にうまくいく夫婦の特徴

 私は1回目の結婚をしたとき、まさにこの“親が介入しすぎる結婚”だったと思います。ちょっとした愚痴をふくめ実家を頼り、旦那は実家のルールを私に押し付ける。例えばグレープフルーツの切り方なんか、ずーっと実家のやり方をレクチャーされ、「自分でやれよ…」とうんざりしたことが思い出されます。 喧嘩 今思えば現代的な問題にぶち当たっていたわけですが、どうしたら良かったのか。聞くと2つのポイントを教えてくれます。 「結婚後にうまくいきやすいのは、まず生活してきた環境や心地よいと感じる人との距離感が似ている人ですね。すると、何かあったときに同じような温度感で対応できます。  もう1つは、結婚と同時に豊かさを失ってでもやっていこうと思える人と結婚することです」  つまり、「生活観の合う人」を探すか、「この人なら0からやっていける!」と強く想える人を探すかということ。うーん難しい。 「親と仲良しって言葉はいいんですが、結婚して『家族』になるにはたくさんの人が価値観をすり合わせる必要があるので、当然とても難しいことなのです。お互いの事情を理解し、完璧を求めず、期待せず、気長に楽しく生活するための工夫に心を砕くことが幸せの秘訣だと思います。」  ちなみにプリマリタルカウンセリングでは、カップルでエゴグラムをおこない、こういった価値観や性格の違いによる問題を事前にあぶり出す手法を取ることもあるそうです。私も1回目の結婚のときに受けていたら、グレープフルーツの切り方でモメることはなかったのか……と、今さらながら思い出します 夫婦 多くの人が家族を持ち、それなりにやってる姿は私も目にします。でも私のような外野から見ても、どの家庭も“何かしらのネック”を抱えているのがわかります。  家に帰らない夫に不満を募らせる妻。浮気をしている旦那。お互い深い対話をせずに結婚した夫婦。実は夫に心理的に依存している妻。セックスレスなんだけど仲良しと言い張る夫婦。  彼らを見ていると「どうして別れないんだろう?」と思うこともあるし、「どうしてそれで“上手くいっている”といえるのか?」なんて首をかしげることもあります。  今回の話を聞くと、理想的な夫婦関係を継続させるには努力が必要だけれど、同時に一人では得られない安定感や気持ちが欲しいと多くの人が思っている現実も感じ、結婚って面倒だけど面白いもんだなと思えてくるのでした。 <話を聞いた人> 【よしおか・ゆうみ さん】 ファミリー心理カウンセラー・思春期相談員・プリマリタル(結婚準備)カウンセラー、一般社団法人 日本結婚カウンセリング協会理事。 専門は発達心理学・児童心理学。20年間東京都の幼児教育に携わる傍ら、乳幼児期から青年期までの育ちと自立についての研究を深める。同時に心理カウンセラーの資格を取得し、都内メンタルクリニックの現場にて、思春期・家族カウンセリングの実地研修を受けたのち独立。これまで延べ2万組の親子・カップル相談に関わる。10代・カップル・ファミリー専門相談カウンセリング <文・イラスト/おおしまりえ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
おおしまりえ
コラムニスト・恋愛ジャーナリスト・キャリアコンサルタント。「働き方と愛し方を知る者は豊かな人生を送ることができる」をモットーに、女性の働き方と幸せな恋愛を主なテーマに発信を行う。2024年からオンラインの恋愛コーチングサービスも展開中。X:@utena0518
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