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miwa、デキ婚で再浮上した“女が嫌いな女”伝説を歌から考察してみた

3)あえてボーカルの沼にハマってみる

 結婚の話題なのに、なぜか「歌声が不快」と批判されているmiwa。こればっかりは持って生まれたものですから、変えようがないですよね。ここはあえてmiwaのボーカルに思いっきり浸ってみましょう。  22枚目のシングル「シャイニー」は、歌はもちろん、小さな虫が潰れた音のような“はぅぁ~”というコーラスまで、ボーカリスト・miwaを存分に堪能できます。2017年5月のリリースですから、例の“坂口健太郎事件”の後。もしかすると、嫌われ上等の精神で、あえてサウンド全体をmiwaまみれにしたのかもしれません。  曲調は明るく軽やかなのに、逃げ場のない感じが不思議な一曲です。  今回の結婚で、再び嫌われキャラが定着してしまったmiwa。ですが、芸能人にとって一番の敵は、無関心。話題にならないことです。嫌いな人の数以上にファンはいるはずですから、これからも面白い音楽を作っていってほしいと思います。 <文/音楽批評・石黒隆之> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
石黒隆之
音楽批評の他、スポーツ、エンタメ、政治について執筆。『新潮』『ユリイカ』等に音楽評論を寄稿。『Number』等でスポーツ取材の経験もあり。いつかストリートピアノで「お富さん」(春日八郎)を弾きたい。Twitter: @TakayukiIshigu4
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