
腹巻は冬だけでなく、夏も使った方がベター。365日内臓を冷やさないようにしましょう。
リラックスして眠れるようになりますし、シャワーだけとでは体の温まり方が違います。寝る前には、生姜入りの白湯がオススメです。
最近スクワットなどが流行っていますが、1日30回など、1分程度からできる運動でもいいので、とにかく普段の生活+αで体を動かすことを意識しましょう。
冷えに悩む人は季節に関わらず、体を温めてくれるものをとりましょう。
ちなみに、
お米、うどん、コーヒー、サラダ、甘いものなどの普段から食べがちな食品、実は漢方では体を冷やす食べ物、「陰性食品」。
ただ、「食べてはダメ」というのもストレスの原因ですので、そこにりんごやシナモン、にんじん・ごぼう・れんこんなどの根菜といった、漢方で体を温めると考えられている「陽性食品」を取り入れましょう
。コーヒーであればシナモンをかけてみる、サラダもレタスをメインにしたものではなく、根菜サラダにするといいですよ。

「陽性食品」と「陰性食品」の見わけかた
<陽性食品>
・色が濃い(赤、黒、だいだいなど)
・塩けが強い
・水分が少なくかため
・寒い土地が原産地
・冬が旬
たとえば、
りんご、ごぼう、にんじん、れんこうん、しょうが、黒砂糖、玄米、そば、漬物、チーズ、海藻類、タラコ、鮭、カニ、卵、赤身の肉や魚、紅茶、黒豆など
<陰性食品>
・色が薄い(白、青、緑など)
・水分が多くやわらかい
・熱い土地が原産地
・夏が旬
たとえば、
バナナ、みかん、すいか、レタス、白菜、きゅうり、白砂糖、バター、マヨネーズ、白米、うどん、牛乳、豆乳、化学調味料、緑茶、コーヒー、清涼飲料水など
※『冷えをとれば女性の不調・病気は治る』(宝島社)より
冷え性対策⑤服は、下半身をとにかく温めて、上は調節できるものを
「おしゃれは我慢」と言ったりしますが、足首を出すファッションは冷えには大敵。
「頭寒足熱」と言って、上半身は上着などで調節し、足元をとにかく温めるよう意識しましょう
いきなり5つ全てを取り入れるのは難しいかもしれませんが、
冷えとは無縁の「発熱ボディ」を手に入れるべく、まずは湯船につかることから始めたいと思います。

イシハラクリニック副院長 石原新菜先生
<文/女子SPA!編集部、取材協力/イシハラクリニック副院長 石原新菜先生>
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【石原新菜(いしはら にいな)先生】
1980年長崎県生まれ。医師・イシハラクリニック副院長。ヒポクラティック・サナトリウム副施設長。健康ソムリエ講師。小学校は2年生までスイスで過ごし、その後、高校卒業まで静岡県伊東市で育つ。2006年帝京大学医学部を卒業後、同大学病院で2年間の研修医を経て、現在父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。『ゆる健康大全』(辰巳出版)、『体は冷えるから太る』(青萠堂)『やせる、不調が消える 読む 冷えとり』(主婦の友社)など著書多数。