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「ストレス冷え性」の解消法、ゆったり呼吸から食べ物まで

 こんにちは。美容ライター・ヨガインストラクターの高木沙織です。  あんなに暑かったのにもう長袖の季節。夏は冷房や冷たい飲食物から体が冷えますが、これからは気温の低下による冷えが気がかりですよね。本格的な寒さに備えて、「冷えによい」と言われることをいろいろと取り入れ始めている人は多いでしょう。
冷え性に悩む女性

写真はイメージです

 今回は、ヨガインストラクター・ビューティーフードアドバイザーの筆者が現代人に向けた体ポカポカ法を紹介していきたいと思います。

冷えスパイラルは抜け出しにくい?!

「体の冷え」、それは“血行不良”からくるものだとも考えられています。それも、何かとストレスにさらされやすい現代人は特に体が冷えやすいので、「いまは大丈夫!」という人も他人事ではありません。  なぜなら、血液の流れは自律神経によって調節されているから。ストレスを感じると交感神経が優位になり緊張状態が続くことで血管が収縮して血行不良が起こります。そうなると体が冷えて、その冷えから体温を逃さないように交感神経が働き続けると言われています。これでは、冷えから抜け出せませんよね。まさに、“冷えスパイラル”です。  頭痛や肩こり、肌荒れ、免疫力・代謝の低下……、冷えが原因となる不調は少なくありません。運動や衣類、入浴など体そのものを温めてあげる冷え対策ももちろん大切ですが、ストレスケアも欠かせないと覚えておきましょう。  では、ストレスケアや自律神経のバランスを整えるためにはどのようなことを意識したらよいのでしょうか。

1 呼吸を味方につける

1 呼吸を味方につける

美容ライターの高木沙織さん

 普段無意識におこなっている呼吸ですが、交感神経・副交感神経からなる自律神経を通したマインドへの働きかけにも期待されています。吸う息は交感神経を優位にし、吐く息は副交感神経を優位にするのです。  ストレス・緊張を感じるときは息をゆっくり吐きながら呼吸を繰り返してみてください。呼吸を大事にするヨガのレッスンでは、「末梢の血管まで広がり、ポカポカと温かな血液が通うようなイメージをしながら息を吐いて」と伝えることも少なくありません。

2 発酵食品+オリゴ糖を摂る

2 発酵食品+オリゴ糖を摂る「第二の脳」と呼ばれる腸。腸は精神的な緊張を受けやすく、便秘や下痢を繰り返すなど不安定な状態になると副交感神経の働きが低下してしまうと言われています。交感神経が優位だと血管が収縮して血行不良が起こるというのは先にお伝えしたとおり。  腸内環境を整える発酵食品(味噌・キムチ・ヨーグルト・ぬか漬けなど)とそのエサになるオリゴ糖(大豆・バナナ・玉ねぎ・ごぼうなど)をセットで摂ると善玉菌の菌数を増やす助けになります。ストレスに負けない腸を作りましょう。

3 幸せホルモンを作る食事

3 幸せホルモンを作る食事 ストレスや悩みによって幸せホルモン・セロトニンが減少すると、自律神経のバランスが悪くなります。  セロトニンは光の刺激によって活性化されるのですが、体内に貯めておくことはできないので、セロトニンを生成するトリプトファン(乳製品など)、ビタミンB6(バナナ・かつお・まぐろなど)、炭水化物をバランスよく取り入れる食生活も意識してみてください。  ストレスと冷えには切っても切れない関係があります。とは言っても、完全にストレスフリーな生活を送ることは難しくもあるので、上記の方法や自分なりのストレス対策を取り入れてみるのもよいでしょう。 <文/高木沙織> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
高木沙織
「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:@saori_takagi
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