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昔の彼と“まさかの場所”で再会、結婚。「死んだ祖母」が縁結び

 一度離れてしまった縁も、何かのきっかけで新しく結び直すことができる……結婚してそろそろ10年になるR子さんは、旦那さんであるKさんとの関係の中でそれを強く実感していると言います。

夫との出会いは中学時代

夫との出会いは中学時代

写真はイメージです(以下同)

「夫とは中学時代の同級生だったんです。最初は友達として凄く仲が良かったんですけど、その延長線上といった感じでお付き合いを始めました。家をよく行き来していたので、お互いの家族とも顔馴染みになっていましたね。特に私は彼のお祖母ちゃんと仲良くしていたし、彼もうちのお祖母ちゃんの話し相手になってくれていました」  中学時代はお付き合いが順調だったのですが、別々の高校に進学をしたことで少しずつ心の距離が出来てしまった2人。忙しくも楽しい高校生活の中、お互いの存在が希薄になっていったとか。結果的に自然消滅のような形で連絡を取るのを止めてしまったそうです。 「当時はまだ携帯電話なんてあまり普及していない時代でしたからね……。その後は同じ高校の同級生や、大学でも何人かの男性とお付き合いしました。でも社会人になっても結婚を意識するような相手と巡り合うことは無かったですね。それで気が付いたら30歳になっていたんです」

祖母のお葬式で運命の再開

祖母のお葬式で運命の再開 R子さんが30歳の誕生日を迎えた一ヵ月後、R子さんのお祖母さんが亡くなりました。享年85歳で穏やかな最期でした。 「お通夜の会場に行った時、同じフロアでもう一つ別の葬儀が行われていました。その名前を見て『アッ』と思いました。Kのお祖母ちゃんだったんですよ。物凄い偶然だな、とビックリしました」  中学時代にお付き合いをしていたあのKさんのお祖母さん。当時は良くしてもらっていたこともあり、R子さんは顔見知りだったKさんのお母さんに声を掛けてお参りをさせてもらったそうです。 「その時にKが通りかかって『久しぶりだなー!』とつかの間の再会を果たしました。なんか、不思議な感覚でしたね。彼も時間が無い中でうちの祖母のところに来てくれて手を合わせてくれました。その時に彼も私も実家のある埼玉から出て、東京に出てることがわかって。『今度一緒に飲もう』って話になったんです」
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トントン拍子で進みすぎ~!
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