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大東駿介が片田舎のNo.2ホストに「ローションまみれの『女の海』に飛び込みました」

思い出の場所でローションまみれに!

――ローションまみれの男女が入り乱れる「女の海」の場面が強烈でした。聖矢も、途中からローションの海を泳いでましたね。
『108~海馬五郎の復讐と冒険~』より

『108~海馬五郎の復讐と冒険~』より

大東「100人くらいいましたからね。この世の終わりみたいな場所でした(笑)。シアターコクーンの稽古場で撮影したのですが、シアターコクーンは僕と松尾さんが出会った場所ですし、もっというと、デビュー当時に、憧れの蜷川幸雄さんの稽古を2階から隠れて覗いていた思い出の場所なんです。そんな自分にとってとても大切な場所で、『女の海』というローション風呂を体験しました。何度か見上げましたよ。『あそこで蜷川さんの稽古を見たな』って(笑)。映画史に残る名シーンです」 ――めちゃくちゃ楽しそうでした。 大東「予定では、僕は入らない予定だったんです。『寒いですか?』と松尾さんに聞いたら、『大東くんも入る?』と言われて。次のカットで飛び込みました(笑)。なので事務所にも事後報告です。社長にも、『今日の撮影は楽しかった?』と聞かれて、『楽しかったです。試写で観て下さい』とだけ伝えました(笑)」

自分で自分の責任を取る覚悟がついた

――現在、とても充実してお仕事されているように映ります。 大東駿介さん大東「そうですね。いつの間にか、変なしがらみや見えない線みたいなものに縛られていたこともありました。でも、そうしたものが晴れたんです。舞台『プルートゥ PLUTO』(2018)で1年ほど一緒に世界を周らせてもらった森山未來くんの影響が大きいです。もっとも尊敬する同年代の役者です。  森山くんって、国境線も含めて、いろんなものの境界線を軽々と飛び越えていくというか。目の前のやりたいこと、これからやるべきことだけを考えて進んでいるんです。あ、こういう生き方でいいんだなと思えました。いまはかなりのびのびと仕事ができています。自分のケツは自分で拭くじゃないけど、自分で自分の責任を取る覚悟がついたというか。当たり前のことですけどね」 (C) 2019「108~海馬五郎の復讐と冒険~」製作委員会 <文・写真/望月ふみ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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『108~海馬五郎の復讐と冒険~』は全国公開中 オフィシャルサイト
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