女性が“自分磨き”しすぎるとなぜモテないのか?お見合い100回してわかったこと
「自分なんか」と言う自分こそがおブス
「可愛くない」と言われ続けたけど
彼氏にイジワルしたくて、つい言ってしまう「どうせ可愛い子がいいんでしょう」という一言は、わざわざ時間を作ってくれている彼氏に対して、ものすごく失礼だし、そんな相手だったら自分もいやだなって後で気がつきました。
でも、育ってきた環境の影響も大きくて、子供のころから「ブスのくせに!」とか「可愛くないくせに」とか言われ続けてると、だんだんそれで笑いを取ってしまったりとか、「自分は女の子じゃないから~」とか余計にガサツになってしまうんですよね。
その面でも、すごく美人な友達の一言は「努力してない自分も、だらりとした自分も、私のせいなんだ」って気づかせてくれました。確かに私は、今もおブスなんですけど、おブスでも努力しているから「微魔女」を名乗ってるんです。
自分を無理に作ることで、プロフィールに書けそう、男ウケしそう、自分磨きでよく見られたいと思うんじゃなくて、まず自分にちゃんと似合うシンプルな服を着て、髪を綺麗にして、ちょっとダイエットして、肌もケアする。要は、ガサツじゃない女性なんですよね。ことさらに自分磨きアピールしなくても、普通にちゃんとして、ガサツじゃないぐらいでいい。
もともと私は、すごく自己肯定感が低かったんですけど、そうしたちょっとした努力をしたことで、今は自分のことが少し好きになりました。それと同時に、周りに対して「ありがとう」の気持ちを大切にするようになりました。
だから、自己を好きになるのが一番最初に大事なこと。それ以上の、自分磨きの美容とかって、相手あってのことなのです。相手が見えてからでもいいんじゃないかなって思うんです。
<文/栄藤仁美>栄藤仁美
1989年、京都生まれ。コンテンツプロデューサー、「ミスiD 2017」安藤美冬賞受賞。京都の花街で、老舗お茶屋の跡取りとして生まれるも、舞妓になる道を絶たれ、起業。17歳で3000万円の借金を背負うが数年で完済。現在は飲食業を経営する傍ら、さまざまなコンテンツのプロデュースを行う
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