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夫婦仲が最悪の時に「話し合い」をしても、全く意味がない理由

「話し合い」の前に絶対にすべきこと

悩み 感情のわだかまりとは、「あのとき凄く悲しかった」とか「本当は今も不満に思っている」といった、理屈ではうまく説明できない、モヤモヤした気持ちのこと。いわゆる「頭で分かっているのに、なーんか納得できない」場合は、だいたいが心の中にわだかまりを残したままなのです。 「感情のわだかまりは、大体がご本人も無自覚なことが多いです。例えば結婚前にお金の話になり、些細な引っ掛かりをその時感じたけれど、放置したまま過ごしていたとか。他にも、結婚後に相手から言われた一言に実は深く傷ついたけれど、言い返せずに心にしまっていたとか。そういったものを抱えたままだと、当然ながら腹を割って話し合っても『でも気持ちがついていかない』という状態に陥ってしまいます」(美紀子さん)  当然、感情のわだかまりが深ければ深いほど、自己解決は難しくなります。わかりやすく夫に浮気されたとか、傷つくような言葉を投げかけられたとかなら、すぐに振り返ることもできるでしょう。しかし、本人も忘れているような深くするどい棘の場合、自分で抜き取るのはけっこう大変。  まずは、あなた自身がパートナーに対して、決定的に怒りや不満、軽蔑を覚えた瞬間がなかったか。あった場合はその瞬間、どんな気持ちだったか。思い出してみると良いかもしれません。 【取材協力】 Life Design Labo/安東秀海・安東美紀子 業界最大手のカウンセリング事務所にてカウンセラー&講師として活動後、2015年に独立。結婚生活に悩む夫婦のためのカウンセリング&コーチングを行う。機能不全を生んでいる夫婦間のコミュニケーションパターン、価値観の違い、感情的なもつれを特定し、関係性修復に導くアプローチを得意とする。東京渋谷のカウンセリングルームには危機に直面した多くの夫婦が訪れている。 <文・イラスト/おおしまりえ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
おおしまりえ
コラムニスト・恋愛ジャーナリスト・キャリアコンサルタント。「働き方と愛し方を知る者は豊かな人生を送ることができる」をモットーに、女性の働き方と幸せな恋愛を主なテーマに発信を行う。2024年からオンラインの恋愛コーチングサービスも展開中。X:@utena0518
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