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壊れた夫婦仲を再生するステップ。最初にすべき意外なこととは?

おおしまりえの幸せな人生の迷い方】  恋愛ジャーナリストのおおしまりえです。 夫婦再生 夫婦は価値観の違いで壊れていく。とはいえ、価値観の違いを話し合おうとしても、だいたいそのタイミングでは、お互い不満が爆発しかけており、コミュニケーションが上手く取れないことも多いです。  でもプロの目線から解決に取り組もうとすると、そもそも最初にやることは「話し合い」ではないのだとか。壊れかけた夫婦は何から始めたらうまくいくのか。前回記事に続き、ご夫婦で夫婦再生カウンセリングに取り組む、「Life Design Labo」の安東秀海さんと美紀子さんに話を聞きました。

夫婦再生の第一歩は、「優しい声で話すこと」

「とにかく、優しい声で話しましょう。内容はともかく、トーンやテンポだけでいいです。第一歩といわれたら、まずそれをやってみて欲しいですね」(秀海さん)  再生を考える夫婦は、まず何から取り組めばいいのか? 単刀直入に質問すると、意外と簡単そうな答えが…と思ったものの、怒りや不満があるときに理性的に優しい声で話すのは、非常に難しいのだそうです。 「怒りのボルテージが上がっているときって、心拍数も上がり、呼吸も浅くなります。そういう状態では、トーンもテンポも抑え、優しい声で話すことは凄く難易度が高いんです。  でもコミュニケーションって、言葉以外から得る情報の方が多かったりもするので、大切な一歩なんです」(秀海さん)
悩み

※写真はイメージです(以下、同)

 ちなみに「あーもう無理」と思ったら、今は話さない(ほとぼりが冷めるまで一旦休戦)の方がいいそうです。また喧嘩になると黙ってしまう男性もいます。この場合も、無理に話すことはせず、一旦休戦がベストとのこと。 「もともと仲良しなカップルほど、問題があるとすぐに話し合いをしようとします。ですが、何でもかんでもすぐに話せばいいわけでもありません。深いコミュニケーションを取るには、タイミングやお互いの心の準備がとても大切。だからこそ、自分のネガティブな感情に気づき、一旦落ち着くことがとても大事になっていきます」(美紀子さん)

夫婦再生で「話し合い」は1番最後

 一瞬の怒りなら、時間をおいたり深呼吸したりするとだんだんと落ち着いてきます。しかし、ずっと前から腹の中に「感情のわだかまり」を抱いていると、なかなか怒りを抑えこともできないし、場合によっては自分の怒りにすら気づいていないことも。 「当事者だけで解決するのは難しいかもしれませんが……」と前置きをした上で、実際のカウンセリングでおこなっている、夫婦再生のステップを教えてもらいました。 「まず多くのご夫婦は、何か問題があると『とにかく話し合い』としがちです。でも、私たちのカウンセリングでは、話し合いは1番最後にやること。順番としては『感情のわだかまりの整理と解消』『価値観の整理と共有』そして最後に『コミュニケーション(話し合い)』をやっていきます」(美紀子さん)
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感情のわだかまり解消の3ステップ
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