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夫への怒りを消す手順とは? 話す時の口調も変えてみて

おおしまりえの幸せな人生の迷い方】  恋愛ジャーナリストのおおしまりえです。 夫婦再生 夫婦や恋人同士で喧嘩になると「まず話し合いを!」と、対話で解決しようとする人が多くいます。  ですが、夫婦再生カウンセリングに取り組む「Life Design Labo」の安東さんご夫婦に話を聞くと、「再生への道のりにおいて、対話は1番後」とのこと。今回はまさに現場でも用いている、夫婦再生へのステップを紹介します。

感情が整理できて、初めて価値観の整理ができる

 夫婦再生へのステップとは、 1:感情のわだかまりの整理と解消 2:価値観の整理と共有 3:コミュニケーション(話し合い)  この順番で取り組むとスムーズだと、安東さんは話します。1の感情のわだかまりの整理と解消方法は、まず「自分の感情を明確に」し、「嫌なことを書き出す」、そして「不満をジャンルごとに分類」と前回記事「壊れた夫婦仲を再生するステップ。最初にすべき意外なこととは?」で紹介しました。  今回は価値観の整理と共有について、順を追って説明します。 「まず価値観の整理をしていく際には、価値観と呼ばれる10項目について、男女それぞれどう考えていくのか書き出します。時間が無い方は、大きな問題になりがちな『お金』『仕事』『育児』の3つだけでもOK。個人的には、性生活について話しているカップルは少ないので、この機会に書き出して欲しいところですね」(秀海さん)
夫婦

※写真はイメージです(以下、同)

 ちなみに価値観とは、以下の10項目に関連した自分の考えを指すことが多いです。 ・お金 ・仕事 ・子供(育児や妊活含む) ・家族(実家との関わり含む) ・性生活 ・住まいや暮らし方 ・友人関係 ・食事と健康 ・道徳観(宗教観含む) ・趣味や楽しむこと  価値観の書き出しは、可能であれば夫婦離れた状態でおこないます。隣同士だと「そんな風に思ってるの?」「そっちこそ…」といったバトルが始まるからです(笑)。

「自分と違う」を許していく

 価値観をしっかりと書き出したら、2人でその内容を見せ合います。 「ここでの大切なテーマは『自分と違う相手を許しましょう。また、許せない自分を知りましょう』ということ。違いを認識すること、それを自分がどう感じるかを共有する。ここまで来ると、“理解”のプロセスに入っているので、むやみに仲違いが起こることは少なく、多くのご夫婦の関係が良くなっていることが多いです」(美紀子さん)  よく「他人は変わらない」と言いますが、なぜか夫婦など近しい関係になるほど、人は相手に変わることを強要しがちです。だからこそ、少し落ち着いて「違うを知る」ことを取り組むと、相互理解が進みます。  ちなみにこの際、感情のわだかまりが残っていると、やはり怒りが湧くそうです。その場合は相手のせいにせず、ゆっくり感情の整理からやり直した方がよいでしょう。
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夫婦での対話をする際に…
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