夫が不倫したら、世の中のたいていの妻は良い気はしないでしょうが、なかには複数の愛人を妻が公認する不思議な関係の“ファミリー”があるようです。 「私が就職したベンチャー企業は、入社当時創業5年目。社員は男女合計15人。まさにファミリー感ある若々しい企業でした」 　IT系の新規サービスを手掛ける会社に入社した理々子さん（32）。従業員のうち5名が女性だったそうですが、なんと5名中4人が、驚きの関係だったことを、時間とともに知っていったそうです。 「入社して2ヶ月ほどたった頃気づきました。というか、入社してすぐに1人は社長の奥さんだということに気づき、そこは隠しているのかあやふやな感じだったので、私も突っ込まず傍観していました。でも……」 　ちなみに5名の女性社員の構成は、1人は50代を過ぎた経理のおばちゃん。あとは全員アラサーで、社長の奥さんを除き全員独身だったそうです。 「おばちゃんをのぞいた女性4名は、社長の奥さんである役員（外部役員扱いになっていたようです）、それにマネージャー、女性社員、アルバイトでしたが、驚いたことに、この4人全員が社長と肉体関係があったんです！！」 　なんと全員が“姉妹”。一体どうして理々子さんがそれを知ったのか聞くと、仲良くなった社員さんから退職済みの元社員を紹介され、その人に教えてもらったそうです。 「それってセクハラなのでは！？と怖くなりましたが、どうも全員同意の上らしく。 　ちなみにマネージャーは元彼女（現在は関係なし）、女性社員とアルバイトは現在も交際中で、奥さんともども関係を相互で公認。そして何よりおどろいたのが、社長と女性社員と奥さんは一緒に住んでいるというから、驚きました」 　元彼女のマネージャーまでは理解できますが、ソレ以外の関係が複雑すぎる。 　つまり社長、奥さん、子ども、女性社員、この4人での共同生活が営まれているというわけです。 「ちなみにアルバイトの子は、なんていうか、ちょっとした気分転換的な位置づけなのかな…その証拠に、関係は普通に持っていたものの、私が退職する前にさらっと辞めていきました」 　意味のわからない“ファミリー”に、理々子さんは驚くと同時に、次なる心配が生まれたそうです。