44歳の米シンガー、自宅の寝室で亡くなっているのを子どもが発見。映画デビューしたばかり
全国の劇場で絶賛公開中の映画『エルヴィス』に出演しているションカ・デュクレが死去した。享年44歳。本作で映画デビューを果たし、今後の活躍が期待されていたが、今月21日（現地時間）に自宅の寝室で死亡しているのが見つかった。
ションカ演じたビッグ・ママ・ソーントンは、1956年のエルヴィスのヒット曲『ハウンド・ドッグ』のオリジナル版の歌手としても有名。映画では当初、ビッグ・ママ・ソーントンはカメラには映らない予定であったものの、途中で姿も見せることになったという。
ションカはまた、『エルヴィス』のサウンドトラックに収録されているドージャ・キャットの曲『ベガス』のミュージックビデオにも、同じ役で登場。今年4月に行われたコーチェラ・フェスティバルでは、ドージャのステージにも参加していた。さらに、自身にとってのファーストアルバムを制作中だったとの情報もある。
ションカの突然の訃報に、関係者は大きな衝撃を受けている。『エルヴィス』のバズ・ラーマン監督は今月22日、インスタグラムで沈痛コメントを発表した。
発見したのは、一緒に暮らしていた小さな子供たち
伝説のスーパースター、エルヴィス・プレスリーの人生と死の謎に迫る伝記映画『エルヴィス』でスクリーンデビューしたションカ。若いころのエルヴィスに大きな影響を与えた人物として知られているビッグ・ママ・ソーントン役を熱演し、その圧倒的な歌唱力と存在感で見る人に強烈なインパクトを与えた。 今後ますます活躍が期待されていたションカだが、今月21日、テネシー州ナッシュヴィルにある自宅の寝室で亡くなっているのが発見された。自宅アパートには小さい子供2人と住んでおり、子供の1人がションカの異変に気が付き、隣人に助けを求めた。地元警察によると、その隣人が同日午前9時半頃に通報したという。 死因は現在捜査中であるものの、事件性はないとみられている。
「特別な光が消えてしまった」関係者に衝撃広がる
「特別な光が消えてしまいました。エルヴィスの映画に関わったすべての人々が、ションカの死に胸を痛めています」 「彼女は撮影現場やステージ上にいるときでも、ただ部屋の中にいるだけでも、そこにいるすべての人々に元気を与えてくれました」 このほか、主人公のエルヴィス・プレスリーを演じたオースティン・バトラーをはじめ、本作で共演した俳優陣も続々と哀悼コメントを発表。最近コラボしたドージャ・キャットもSNSにメッセージを投稿し、「彼女と知り合えて、本当に光栄でした。映画のなかで彼女が見せた素晴らしいパフォーマンスは、これからも生き続けていくことでしょう」と追悼した。
1
2
