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東出昌大から「大きなエネルギーを感じた」、女優・入山法子が語る撮影現場

 モデルからスタートし、凛とした魅力で、女優としても作品ごとに印象を残している入山法子さん(37)。近年では、NHK連続テレビ小説『エール』で演じた希穂子役がとても評判を呼びました。
入山法子に聞く撮影現場

入山法子

 現在公開中の、萩原葉子の小説の映画化『天上の花』では、詩人・三好達治の師匠である萩原朔太郎の妹・慶子として、達治から愛と憎しみの情をぶつけられる美しき女性を演じています。そんな入山さんに、本作から感じ取ったことや、三好役の東出昌大さんの印象、さらにはご自身も和装がお似合いの入山さんに、いつも和服だったというひいおばあ様との思い出などを伺いました。

三好役の東出昌大は大きなエネルギーを持った人

――慶子さんが、今に生きていたら、何をしたかっただろうかと考えてしまいました。
三好役の東出昌大は大きなエネルギーを持った人

『天上の花』より

入山法子さん(以下、入山)「本当にそうですよね。慶子って、あの時代から考えるととても少数派な女性で、目立って見えたかもしれないですけど、今の女性が見たら共感したり応援したり、寄り添いたくなるところがたくさんあるんじゃないかと思います。生きづらかっただろうなと。生きづらさに関しては、三好に対しても感じたことですが」 ――主人公の三好達治は東出昌大さんが演じましたが、東出さんと対峙するためにも、体重を増やして撮影に挑んだと聞きました。 入山「最初にお会いしたときに、東出さんから溢れんばかりの大きなエネルギーを感じたんです。体自体もそうですが、この大きな人に立ち向かわなければならないんだと思ったので、吹き飛ばされないように、いっぱい食べて、元気な慶子でいようと思いました

どうして人は分かり合えないのか

――確かに身長も大きな方ですが、エネルギーもすごかったと。
どうして人は分かり合えないのか

『天上の花』より

入山「声も大きいし、映画に対しての愛情もすごく大きかったです。とても熱意のある方でしたので、負けないようにと。最初は怖さもありましたが、ふたりが対峙しているところは、大事なシーンがたくさんあるので、大切に積み上げていこうと思いました」 ――そんな三好から、暴力を振るわれる大変な役でもありました。本作を経験したうえで、個人として思うことはありますか? 入山「どうしてこんな風に、人は分かり合えないんだろうかと。だからこそ、自分の手の届く範囲にいてくれる人には優しくしたいと改めて思いました」
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先輩・大杉漣との思い出
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