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Number_i全米チャート入り!キンプリからの劇的すぎるイメチェンが生んだ過去との断絶の背景

 世界最大規模の野外音楽フェス、コーチェラに出演を果たした平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太のNumber_i。ステージ後には、デビュー曲「GOAT」がアメリカのiTunes総合チャートで10位にランクインし、見事な全米進出となりました。
『Number_i「GOAT」初回生産限定盤A』COOVELITE

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「King & Prince」のドリーミーなポップスからの激変

 旧ジャニーズ時代には「King & Prince」として活動していた3人。大ヒット曲「シンデレラガール」は甘く切ないコードとメロディの王道アイドル歌謡でした。グループ名の通り、おとぎ話の国からやってきたドリーミーなポップスだったのです。  ところが「GOAT」でイメージが激変します。重厚な低音と強烈なアタックが鳴り響くハードコアなヒップホップは世間を驚かせました。日本だけにとどまるつもりはさらさらない。サウンドが物語っていました。  ビジュアル面も変わりました。キンプリ時代にはキラキラ、ヒラヒラのデコレーションでしたが、Number_iにはそのような甘さは一切ありません。ダークトーンで統一したシックなセットアップスタイルはワイルド。K-POP勢にはないビターな男らしさの打ち出し方が新鮮です。

イメチェンに成功。だが急激さは過去からの反動のよう

 コーチェラ、iTunesへのランクインという結果からも、徹底的なイメージチェンジは成功したと言えるでしょう。誤解を恐れずに言えば、Number_iの面々もようやく時代に合流できた感覚があるのではないでしょうか。
『Number_i「GOAT」初回生産限定盤B』COOVELITE

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 筆者も「GOAT」には驚かされました。こんな音で来るとは予想もしていませんでした。これはアイドルという枠組みでは語れない音楽だと感じました。  けれども、同時に引っかかるところもありました。「GOAT」での表現が、段階的な成長ではなく、過去からの反動として急激にあらわれているように感じるからです。  それは、「GOAT」のクオリティに問題があるという意味ではありません。むしろ、高すぎるクオリティ、隙のない洗練に、“変えなければ”という強迫観念めいたものが聞こえるのですね。
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劇的な変化はキンプリ時代と決定的な断絶を生んだ
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