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「何が悪い!!」ゆるキャラ“ぐんまちゃん”投稿に批判殺到のワケ…“政治的主張”よりも問題だったのは…

群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」が炎上しました。
ぐんまちゃん①

画像:群馬県エンターテインメント・コンテンツ課 プレスリリースより(PRTIMES)

炎上の発端:「この県(くに)を愛して何が悪い!!」

問題となったのは7月13日の「X」公式アカウントでの投稿。オレンジのブルゾンを着たスタッフといっしょに拳を突き上げた写真に、「この県(くに)を愛して何が悪い!!」との文言が添えられたことから、参政党を応援するためにキャラクターを政治利用しているのではないかと批判の声が殺到したのです。 すると、この投稿の5時間後に当該ポストは削除。翌14日には「選挙期間中であるにもかかわらず、一部の方に特定の政党を支持しているかのような誤解を招く表現となってしまいました。配慮が足りず、誠に申し訳ございません」と謝罪し、一応事態は収束しました。 しかしながら、これで完全に疑いが晴れたかと言われると、どこかスッキリしません。問題点をいくつか考えてみたいと思います。

ゆるキャラの仮面が剥がれた瞬間

まず、唐突な語感の変化です。 ぐんまちゃんの公式Xは、ほとんどがゆるキャラらしくかわいらしい内容の投稿で占められています。たとえば、嬬恋高原ゴルフ場を訪れた写真には「いっぱい打つぞ~」とか、花開く前のあじさいを見つめながら「まだ眠ってるあじさいたち もうすぐキレイに咲くんだって」という詩的な表現などに、ぐんまちゃんのイメージが表れています。 フワッとした言葉づかいで親しみやすさを演出する、王道のゆるキャラぶりだと言えるでしょう。 ところが、問題となった投稿の言葉づかいは、これとは真逆の表現でした。「この県(くに)を愛して何が悪い!!」という言葉には、郷土愛や愛国心を持つことが悪いとされていることへの被害者意識が見え隠れしています。開き直り、逆ギレという印象を与えます。 この屈折した感情の爆発は、「いっぱい打つぞ~」とか「まだ眠ってるあじさいたち」といった素朴で純粋な表現方法とは明らかに異なっています。つまり、郷土愛や愛国心を表明したことよりも、ぐんまちゃんのコンセプトそのものを揺るがす投稿だったことこそが問題なのですね。
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“何が悪い”に込められた本音とは?
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