女優の柏木由紀子さん（77歳）が、自身のファッション・ライフスタイルなどをまとめた著書『YUKIKO STYLE』を上梓しました。その年齢をまったく感じさせないスタイリッシュなコーディネートは、20代〜80代まで幅広い世代の支持を集めているといいます。 　柏木さんは、1964年に映画デビュー。芸歴60年以上のキャリアを誇る一方で、2017年より始めたインスタグラムのフォロワー数は11万人を超えるなど、ファッション・食事・趣味などの日常が注目の的に。『YUKIKO STYLE』の刊行を受け、ご本人にお話を聞きました。 ――今回の『YUKIKO STYLE』ですが、ファンの方から以外も多くの反響があるとうかがいましたが、刊行されて改めて想うことはありますか？ 柏木由紀子（以下、柏木）：ファッションがテーマの書籍は3冊目になるのですが、今までは比較的写真が多かったんです。今回の『YUKIKO STYLE』では詳細な説明を増やしています。みなさんから「内容が濃いですね」と言ってもらえることもあり、気に入ってくださっているような印象があります。 ただ、夏物のお洋服の情報があまりなくて。それが反省点だったかなと思っています（笑）。 ――ファッションは、どういう点にこだわっていらっしゃいますか？ 柏木：当たり前なのですが、自分が好きになるものしか着ないんです。色は2～3色までで、柄物もあまり着ません。あとお洋服を合わせることを、全然面倒だと思わないんです。鏡の前で何度も着て、自分で写真を撮ってみたり、自分が納得いくまで着替えて、人に感想を聞いたり、そういうことをいとわないんですね。 ――また、スタイル維持のために、お買いもののお時間も無駄にしないとうかがいました。 柏木：デパートやお店にお買いものに行く際は、わりと意識して歩いているんです。わざわざウォーキングに行ったり、ジムに行くことは得意じゃないんですよね。でも、お買いものを兼ねれば、まったく苦にならずに歩けるので、ちょうどいいなと。スマホの歩数計を見返すと、1回で5000歩くらい歩いているときがあります。 ――食事は、どのようなことに気をつけていらっしゃいますか？ 柏木：お野菜を中心にしています。でも、甘いものが大好きなんです。15時と夕飯の後の2回、甘いものをいただきます。あんこでもケーキでも（笑）。