“おっぱいでコーラをはさむ”チャレンジが流行中。乳がん女性の衝撃画像も
2014年に大流行した「アイス・バケツ・チャレンジ」。ALS(筋萎縮性側索硬化症)の研究を支援するために、世界の有名無名な人たちが、なぜか氷水を頭からかぶっている映像をSNSに投稿するというチャリティでした。
このようなSNSを活用したキャンペーンが大きなムーブメントになるのが近頃のトレンド。今、新たなトレンドとして「おっぱいコーラチャレンジ」という妙な“運動”が海外で流行っているのをご存じでしょうか。#HoldACokeWithYourBoobsChallengeには、おっぱいにコーラを挟んだ画像・動画が大量に寄せられています。
⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=281222
「乳がんの早期発見・啓発のため」かと思われたこのチャレンジ、チャリティとは関係ないジョーク。アイス・バケツ・チャレンジをおちょくろうと、今年、アメリカのポルノ女優、ジェマ・ジャックスさんが始めたのです。
彼女がおっぱいにコーラを挟んだ写真をフェイスブックに載せたところ、世界各国の巨乳オーナー(男女問わず)から投稿が殺到。
するといつの間にやらに“おっぱいコーラ”が乳がん防止のサインになり、しまいには賛否両論を巻き込む真剣な議論になってしまったという、なんとも間抜けな展開を見せているのです。
アイス・バケツ・チャレンジが「指名されたらALS協会に100ドル寄付するか氷水をかぶるか」というルールだったのに対して、おっぱいコーラチャレンジは寄付に関するルールはなく、ただの巨乳自慢と化しているフシも。
反対派の意見としては、まずこんなものが。
「別にシャツやパンツを脱いだ写真を投稿したければ好きにすればいい。でもばかばかしいキャンペーンを隠れ蓑にそんなことをするのはなぜだろう? もっともらしい理由をつけておっぱい晒すことほど不誠実なことはないだろう」
(JEZEBEL “Holding a Coke With Your Boobs Isn’t Going to Help Anyone With Cancer”)
この軽薄な風潮に疑問を投げかけつつ、おっぱいやケツそのものは否定しない。何とも大人な反応です。
しかし乳がんを患った女性からのリアクションは冗談で済ませません。
乳房があった箇所に残された傷跡も生々しく、左手でペットボトルの底を支え、右手の中指を立てる。「はさめませんが何か?」と言わんばかりに。この、ガンで乳房を切除したエイミー・フレッチャーさんが6月4日に投稿した“チャレンジ”は、ショッキングでした。
なのですが、これもよくよく考えてみれば悲しき誤解。もともと冷やかし目的の冗談であったものが、バイラルメディアによってその意味が否応なしに書き換えられてしまったのですから。出発は、啓発やチャリティーを理由に薄っぺらな社会意識を満たすセレブを、からかうものだったはずなのに。
ともあれ、投稿された多くの画像を眺めていてつくづく思うのが、欧米とアジアではかくもおっぱいが違うものかということ。形や大きさはもとより、触らなくても質感が全くの別物だと分かってしまう。
皮膚の内側からの圧迫感が比べ物にならない(一部は作り物のおっぱいかもしれませんが)。
このチャレンジが日本に広がるのは、「はさめない」という理由で阻止されるかもしれません。
<TEXT/女子SPA!編集部>





