金スマ騒然!“病気になるダメ部屋3選”を掃除のプロがズバリ
カラダの不調は、「間違った掃除」が招いていた!
不調を招くダメ部屋1:エアコンの下にベッドがある寝室
「怖いかもしれませんが、懐中電灯をかざしてエアコンの吹き出し口を除いてみてください。フィルターがカビとホコリで真っ黒、という人も少なくないはずです。このカビの発生には、クーラーの使用が関わっています。
クーラーを使うと、エアコン内部のフィルターが冷えて、空気中の水分が水滴となり、フィルターにつきます。冷房を使ったあと、いちいちフィルターの水滴を拭き取ることはまずないので、そこでカビが繁殖してしまうのです。
またエアコンは、風を吹き出すのと同じ量の空気も取り込んでいます。そのため、空気中のホコリも一緒に吸い込んでしまい、ホコリをためてしまうのです」(松本さん)
エアコン内部が真っ黒というだけで落ち込みたくなりますが、松本さんによると、よくある「エアコンと家具のレイアウト」が、さらにダメ押しになるのだとか。
「エアコンの下にベッドを置いてある部屋は最悪です。暑い夏、クーラーをつけると、そこから出てくる冷気には重さがあるので、部屋の壁や床にぶつかり、床を伝ってエアコンの下に戻ってくる気流を描きます。エアコンの真下にあるベッドは、この気流の終点に位置するため、ホコリとカビの吹き溜まりになってしまうのです」(松本さん)
実際に、気管支ぜんそくがひどかった子どもが、エアコンの真下に置いていた枕を移動させたところ、症状が改善した例もあるそう。
もし、ベッドがエアコンの真下にあって「クーラーをつけはじめてから喉が痛い」という人は、ベッドの位置、せめて枕の位置だけでも移動させることをおすすめします。
もちろん、エアコン本体の定期的なメンテナンスも忘れずに。
不調を招く部屋2:モノが多いトイレ
「トイレは、実は家の中でもっともホコリがたまりやすい場所。衣服を着脱し、トイレットペーパーを使うため、綿や化学繊維、パルプからなるホコリがとても多いのです。さらに換気扇がついていると、トイレのドアのすき間から、廊下のホコリまで吸い寄せてしまいます。トイレにひそむ大腸菌とブドウ球菌は、このホコリの中で10倍も増殖しやすいという実験結果があるのです」(松本さん)
ホコリは、静電気や気流によってモノの周りに集まりやすい性質を持っているそう。殺風景なトイレを飾りたい気持ちはよくわかりますが、モノが多ければ多いほど掃除も大変になり、集まったホコリの中で、不調の原因となる菌は増殖し続けます。
トイレカバー・マットも、やはり繊維の中で菌が増殖しやすいアイテム。できれば整理整頓して、すっきり掃除しやすいトイレを目指しましょう。
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