名のある証券アナリストが、40代「無職・ひきこもり」になるまで

仕事もない、友達も少ない、結婚相手もいない……そんなオトナが増えている。急増するSNEP(スネップ=孤立無業者)。決してヒトゴトではない「無職・独身」のリアルとは?

著書もある証券アナリストが、「介護」と「金融危機」で無職に



◆田中正嗣さん(仮名・42歳)のケース

・職歴大手銀行に入行後、金融機関などを経て大手証券会社に就職。証券アナリストとして活躍
・現在の貯蓄額 10万円

 どんな華やかな仕事についていても、ちょっとしたはずみで歯車が狂ってしまう。それを思い知らされるのが、現在42歳の田中さんのケースだ。

 大手証券会社で証券アナリストとして活躍していた田中さん。有名出版社から共著や翻訳書を出したほか、経済誌に署名入りで記事を寄稿することも多かったが、最初に就職した大手銀行ではあまりの忙しさに体を壊してしまい退職。その後、人材紹介会社から紹介された転職先では、「最初は契約社員で入って、すぐに正社員にしてくれるという約束だったのに、会社の人事部に確認すると『正社員への登用制度はない』と言われたこともありました」という。

 そんなことに気を揉んでいる最中、「リーマン・ショック」と「父親の介護」という2つの大問題が重なってしまう。

名のある証券アナリストが、40代「無職・ひきこもり」になるまで

(写真はイメージです)

「両親は昔から仲が悪く、ずっと別居していました。私は母のためにマンションも買い、同居もしていました。病気で父が倒れたときも母は無視。私が東京から地方の実家まで通って面倒を見ることになったんです」

 しかし、証券アナリストはただでさえ激務な職業。父親の介護との両立は無理な話だった。円形脱毛症になるほどのストレスを抱え込んだ田中さんは、父親を介護施設に入居させたあと、証券会社を退職してしまう。

「金融は好きな仕事だし、自分に向いているとも思っていますが、いろいろありすぎて疲れてしまったというのが正直なところです」

 そこから2年間、田中さんは自宅にひきこもった。精神的にも不安定な日々が続き、今も定期的に心療内科に通院している。

「自分は落ちぶれてしまったという思いが強すぎて……。現状をうまく受け入れるためには、まだ時間がかかりそうです」

 貯金を取り崩して生活していたものの、ローン返済もあり、現在はマンションを売却。母親と2人で団地住まいを始めたが、田中さんの苦難はまだまだ続いている。

「震災のせいで地価が下がり、マンションを売ってもまだローンが残っているんです。おかげで貯金もほとんどなくなりました。家族に人生を翻弄されたうえに、これでは結婚なんて夢のまた夢です」

(※写真はイメージです)

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