休み明けはヤバい!“ストレス太り”を5分で止めるテク
<寄稿/夏目祭子>
冬休みも終わり、「また忙しい毎日が始まった……」とウンザリしている人も多いのではないでしょうか。
今ドキ女子は、仕事に家庭に人間関係などなど、日々のストレスが溜まってくると、ゲッソリ痩せるのではなく、逆に太ってくる「ストレス太り」タイプが多い。それもそのはず、ついつい甘い物やスナックで気晴らしをする「ストレス食い」の量が増えるから。
でも、そんな自分を「食べ物の誘惑に弱い、ダメダメな女」だと責める必要はありません。なぜなら、食欲が増してくるのは、ストレスから体を守ろうとするアンチ・ストレスホルモンの働きでもあるから。体の自己防衛本能が、必死にあなたを守ろうとしているのだと思えば、自分の体が愛しくなりませんか? 気晴らし食いが増えてきたら、「それだけストレスが溜まってるんだね~」と、自分をいたわるためのバロメーターにしましょう。
だけど、ストレスが溜まっても食べ物に走らず、ストレス太りをしない人もいます。
この差は、どこから来るのでしょうか?
実は、食べることでストレスが解消されるのは、お腹に食べ物が収まると、自律神経がリラックスモードに切り替わってホッとするからなんです。つまり、食べ物に頼らなくても、神経が「ゆるんで・ホッとする」ことができれば、ストレス食いをする必要はなくなるんですね。
ストレス食いタイプの人は、「あれもこれもガンバってやってしまいたい」という完璧志向の人が多い。休息を〝何も生み出さないサボリタイム〟のように感じて、休息時間を削るクセがついています。そこで、休まなかった反動が大きく出る前に、活動タイムの合間に体が〝休息タイム〟を求めているのを感じたら、小まめにそれに応えてあげるようにすれば、確実にストレス食いは減ってきます。
これは、休みベタさんにお勧めの「強制休憩ワザ」。
心身の疲労や、神経の消耗を感じていながら、「でも今、布団に入って眠るわけにはいかない…!」という時に向いています。自宅など、自由に寝転がれる場所でおススメの方法です。
1)思いきって自分のスイッチをオフにし、畳やカーペット、もしくはソファやベッドカバーの上に、その場で「野たれ死に」するようにゴロンと寝転がってしまいましょう。
姿勢はまったくの自由。仰向けでもうつ伏せでも、何だかわからない行き倒れのような怪しい格好でも。
2)とにかく脱力できる体勢になって、気を失ったように放心し続けること。時間は計る必要はありませんが、ほんの5分前後でも、かなり心身のストレス解消になります。
ちなみに私は、一番長い時で15分で元気になりました。
オフィスでの仕事中など、自由に寝転がるわけにはいかない場所では、
「動きを止めて大きく伸びをする」→「2~3分ほど緊張を解いてぼうっとしてみる」
といった簡単なことを実行するだけでもOKです。
【夏目祭子(なつめ まつりこ)】
一般社団法人「性・愛・命の学び舎」代表理事。全米ヨガアライアンス認定講師。1999年、自伝小説『ダイエット破り!』でデビュー。ダイエットせず自由に食べながらスマートボディになる《アンチダイエット》を提唱。主な著書は『ダイエットやめたらヤセちゃった』『なぜ性の真実セクシャルパワーは封印され続けるのか』。
Webサイト http://natsumematsulico.jp/
「ゆるみ上手」はストレス太りをしない
食べたくなったら…ゴロ寝で「野たれ死にの術」
『太らない人のヒミツ: 腸で考え・脳で感じて・美力めざめる』 食べたい食品を我慢するダイエットはどうしてうまくいかないのでしょうか?その謎を夏目祭子さんが長年の実体験と豊富な医学情報を駆使してわかりやすく解いてくれます。 |