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ズボラ女子でも痩せる!胆汁酸ダイエットで冬太り撃退

ダイエット もういくつ寝るとお正月。おもちを食べすぎてこたつの中で永遠に寝っ転がっていたりと、天国のような日々を思い描きがち。しかし、ぐうたらな日々を送ってしまったツケが脂肪としてあらわれるのもまた、冬の風物詩なんですよね。 「ああ、今年もまた脂肪と一緒にあけましておめでとうか……」なんて思っていた筆者ですが、恐ろしい正月太り・冬太りに効く「胆汁酸ダイエット」なるものの情報をキャッチいたしました。  でも、胆汁酸って何者? ということで、12月17日に行なわれた「冬太り撃退『胆汁酸ダイエット』セミナー」(主催:小林製薬)に参加してきました!

痩せるための物質は体の中にあった

 このセミナーは、胆汁酸研究の第一人者・渡辺光博教授(慶應義塾大学大学院)のお話を聞き、冬太りに打ち勝つ術を学ぼうというもの。 「『胆汁酸』とは、食事をしたときに肝臓から腸管に分泌される物質のこと。この胆汁酸は、脂質の消化・吸収を助ける働きがあります。なぜこの胆汁酸がダイエットにいいかというと、近年の研究で、胆汁酸が血中に流れるだけで、基礎代謝が上がり、脂肪燃焼を促す作用があることが発見されたんです」
渡辺光博

渡辺光博教授

 そんなものが、もともと体内あったなんて……。でも、どうしてそんなことが可能なんですか? 「脂肪には『褐色脂肪細胞』と『白色脂肪細胞』という2つの種類があります。白色脂肪細胞は、熱を生み出すことなく脂肪を溜めこみます。肥満の原因ですね。一方、褐色脂肪細胞は溜まった脂肪を燃やしてエネルギーにする働きをします。そして、この褐色脂肪細胞の燃焼スイッチをONにする物質こそ、“胆汁酸”なんです」  さらに、古い胆汁酸を外に出して肝臓の中で新しい胆汁酸が生成されると、脂肪を燃焼する力もアップするんだとか! なんて言われても、新しい胆汁酸を作り出す方法がわからない……。気合とかですか? 「じつは、食物繊維の摂取によって便通をよくするだけでも胆汁酸は増やせるんですよ。また、杜仲茶を飲むのも効果的です」  “杜仲茶がダイエットにいい”というのは聞いたことがありますが、胆汁酸と関係があったとは!

運動嫌いな人は杜仲茶を

「杜仲茶に含まれている『アスペルロシド』という成分が、胆汁酸の分泌を増やし、血中の胆汁酸が増加することで脂肪が燃焼されることが、研究で明らかになりました。茶葉6gを煮出した杜仲茶を飲めば、1時間ウォーキングをしているのと同じくらいの脂肪燃焼の効果が得られます(注)」  運動嫌いのズボラな人(筆者)にうってつけじゃないですか……。 「そうですね。とくに、筋肉量が少なくて脂肪を溜めやすい女性にはピッタリなダイエット法かもしれません。もちろん、メタボに悩む男性にもオススメですよ」  あっ、そういえば杜仲茶には独特な風味があったような気が。もしかしたら、杜仲茶が苦手な女子SPA!読者もいるかも……。とマジメに悩んでいたら、セミナーでは“冬にオススメの杜仲茶アレンジドリンク”を教えてくれました。 ================== <杜仲茶チャイ> 杜仲茶1.水150mlに『濃い杜仲茶(煮出し用)』1パックを入れ、10分間煮立てる。 2.ミルク350mlを加え、煮立つ直前まであたためる。 3.お好みではちみつを加えて出来上がり。 ==================  試飲してみると、甘すぎず、後味サッパリでとっても飲みやすい! 杜仲茶の風味とミルクの相性の良さを感じました。これなら眠る前に飲むと、カラダもあたたまりそうです。 「現在進めている研究では、肥満だけでなく糖尿病の抑制にも胆汁酸が効果的であることがわかってきました。杜仲茶を飲んだり、食物繊維を食べるなど、胆汁酸を意識した生活をしていると、糖尿病の発症を15年遅らせることも可能です。20代後半からそういう生活にシフトすれば、ダイエットだけでなく健康な長寿へとつながるんですよ」  と、最後に長寿の秘訣まで教えてくれた渡辺教授。今日から胆汁酸生活をはじめてみては? 注)杜仲茶の健康成分ゲニポシド酸100mg(小林製薬「濃い杜仲茶煮出し用」2包(杜仲茶葉6g)を1.5Lのお湯で煮だした場合)、ウォーキング1時間と同じ脂肪燃焼効果がある <TEXT/大貫未来(清談社)>
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