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濡れ場に初挑戦。村川絵梨が『花芯』で覗いた女の業

 瀬戸内寂聴さんが1957年に発表し、“子宮作家”と揶揄され、長く文壇から沈黙を余儀なくされた原作を映画化した『花芯』。 ⇒【YouTube】はコチラ 8/6(土)公開 『花芯』予告篇 http://youtu.be/H4ytfcQfC2c  本作で夫と子どもがいながら夫の上司との恋に溺れ、肉体の悦びに目覚めていくヒロイン・園子を体当たりで演じた村川絵梨さんに撮影の舞台裏のお話を伺いました。
村川絵梨さん

村川絵梨さん

絡みのシーンも抵抗ナシ

――いわゆる絡みのシーンもある挑戦的な役柄かと思います。役を引き受ける際に抵抗はなかったのでしょうか。 村川:女優をやっているからには、そういうお仕事もいずれは絶対にあると思っていました。今回、とてもいいタイミングで出会えたと思っています。年齢的にも抵抗はありませんでした。また、園子はセリフが少なくて、その分、発する言葉のパワーがすごい。自分が言ったらどうなるのか、チャレンジしたいと感じました。園子はブレない、とても強い女性。憧れます。 ⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=570276
『花芯』より_1

『花芯』より

――ここは難しかったという部分はありますか? 村川:「覗いちゃいけない深淵を覗いてしまったんだわ」というセリフです。終盤に撮影しましたが、最後の最後まで悩みました。意味を違って伝えてしまって、観た人が最後にアレ? っとなったらイヤですし、ミステリアスなセリフなので、意味を限定しないようにと思っていました。人によっても、そのときどきによっても、捉え方が違ってくるものにしたいなと。 ――園子にとても共感しました。 村川:そう言っていただけると嬉しいですね。やっぱり観て頂いた方の中でも特に女性に、いかに共感してもらえるかという作品だと思いますし、私自身も共感したので。園子もですが、妹の蓉子に共感する人もいるでしょうね。ちょっと蓉子は怖いですけど。でもここに出てくる女性はみんな怖いですね(笑)。子宮という言葉でも表されていますけど、女性の奥深い面、業を見られると思います。
『花芯』より_2

『花芯』より

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男性にはキツイ女性の本音も
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