
『花芯』より
――絡みのシーンの撮影は実際にはいかがでしたか?
村川:抵抗なくできました。スタッフさんが空気を作ってくださいましたし、不安もあったので、リハーサルで林くんに殺陣のように動きを合わせてもらったりして。撮影のときにはあまり意識せずに自由に演じることができましたね。
――林さんと安藤(政信)さんはどんな方ですか?
村川:ほとんどお話ししていないんです。安藤さんは撮影期間も短かったし、独特の空気を持ってらっしゃる方で。林くんはとてもシャイな方。役柄的にも私は旦那を愛せない役だったので、待ち時間も特に会話もなく過ごしていました。男の人はこの作品をどういう風に感じるのか、おふたりの意見も聞いてみたいですね。

『花芯』より
――劇中も着物がとても素敵でしたが、日本の文化繋がりで利き酒の資格を取られたとか。
村川:そうなんです! 私、結構、イケる口なんです(笑)。『花芯』がきっかけで、日本の文化に触れたくなって、着物も好きになりましたし、日本酒にもハマって資格を取りました。飲みすぎちゃいけないですけどね。
――まだ作品を観ていない方にメッセージをください。
村川:心や身体の思いは、昔から同じなんだなと。男性とお付き合いしたことがあるなら、一度は感じたことがあるんじゃないかなという感情が描かれていると思います。ちょっと激しい作品かなと思っている方がいましたら、照れくさい感じじゃなく観られますよと言いたいです。

<TEXT&PHOTO/望月ふみ ヘアメイク/フジワラ ミホコ(LUCK HAIR) 衣装協力/銀座いち利>
『花芯』は8月6日より、テアトル新宿ほか全国公開
配給:クロックワークス
(C) 2016「花芯」製作委員会
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。
@mochi_fumi