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髪の老化は30代から!「髪のゆがみ」をアンチエイジングする方法

 20代後半になると差し掛かる“お肌の曲がり角”。肌の急カーブだけでも恐ろしいのに、なんと髪の毛にも曲がり角があるらしいんです……。  髪の変化は35歳以降に訪れる、まさに『女子SPA!』読者世代にドンピシャの曲がり角。こいつは穏やかじゃない! ということで、2月3日にACQUA表参道でおこなわれた「髪のゆがみセミナー」に参加してきました。  今回レクチャーをしてくださったのは、クラシエホームプロダクツ研究員・矢賀浩子さんと、ヘアメイクアップアーティストの嶋田ちあきさん。 「20代までは『髪のダメージ』に悩んでいる方が多いのですが、35歳を超えると『髪のパサつき』『ハネ・うねり』『髪がまとまりにくい』などの髪の衰えを感じるようになるというアンケート結果が出ました。なかでも多くの人が気になる『髪のうねり』は、髪の内部と髪の外側の脂質と水分バランスが崩れてしまうことが原因。その状態を、私たちは“髪のゆがみ”と呼んでいます」(クラシエ研究員・矢賀さん) 「髪のゆがみ」なんて言うと、ただならぬ感じがします……。一本の髪の毛の脂質が内側に集まれば、外側には水分が溜まる、といったように、髪の内部成分が偏ってしまうとのこと。でも、なぜ水分と脂分は均一にならなくなってしまうのでしょうか?

メイクアップアーティスト・嶋田ちあきさん

ゆがみの原因は、“加齢によるホルモンバランスの乱れ”。肌の化粧のりが悪くなったり、昔はすぐに痩せられたのに、代謝が下がってしまいダイエットが成功しない……、という変化には気が付きやすいんです。しかし、髪の曲がり角の場合は“最近、昔と同じスタイリングがしにくくなったな……”という程度。お肌と違って、この変化には気づきにくいものです」(嶋田さん)  スタイリングがキマらないからといって、ブローしすぎたりヘアアイロンを多用すると、かえって髪のダメージを大きくしてしまうとのこと。  髪がゆがんだ状態と、しっかりスタイリングをした状態とでは、なんと見た目年齢が5歳も違うとの調査結果も! 髪型がキマらないけどまあいっか、なんて思って熱に頼り過ぎると、手遅れになっちゃうんですね。  この恐ろしい悪循環をくいとめるためには、歳を重ねないのが最善策ですが、時は無情にも過ぎていきます……。  一体、私たちはどうしたらいいんですか? 教えて! 嶋田先生!!

タンパク質の摂取と、ヘアケア製品で改善を

毛髪成分が偏ると「髪のゆがみ」が起こる

「生活習慣を改善し、ホルモンバランスを整えるのが最優先。生活の改善は肌や代謝にも効果的です。とくにヘアに関して言えば、“アミノ酸タンパク質”の摂取が大切になってきます。普段の食生活では髪に必要なタンパク質の量は足りないので、良質なプロテインを摂ってください」(嶋田さん)  また、根本的な原因がわかっている場合は、「髪のゆがみ」に適したヘアケア製品を選んで使用するのも方法のひとつとのこと。  このセミナーを主催するクラシエは、髪のゆがみに特化したシャンプー「ディアボーテ HIMAWARI」(2月7日発売)を開発したと発表。

セミナーのスクリーンにはうねり毛(左)と健康的な毛(右)の比較が

「このディアボーテHIMAWARIには、その名の通り『プレミアムヒマワリオイルEX』(オーガニックヒマワリオイル・ヒマワリ種子エキス)などが配合され、脂質や水分のキープ、ダメージの補修に特化しています。まさに、うねりの原因となっている脂質と水分のバランスを整える作用があります」(矢賀さん)  さらに、ヒマワリオイルにはうねりを伸ばした状態をキープする効果まであるそう。 「きちんと健康的な生活をしている女性は髪の毛の健康も守られている方が多いんです。また、シャンプーの選び方などの日常的なケア方法の知識を身につけることも大切ですよ」  お仕事がら女性の髪を知り尽くした嶋田さんならではのアドバイス。嶋田さんの言葉を心に刻み、今日から髪のケアに全力を注ぎます! <大貫未来/清談社>
大貫未来(清談社)
ライター(25)。女性向けウェブサイト、男性誌などで執筆。『女子SPA!』では、マンガやアニメな内容の記事を書きがち。写真は尊敬する夏目漱石先生を意識しました。
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