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新人読モ、初めての“街中撮影”でカチコチに。こんなはずじゃ…

 こんにちは。ライターの高木沙織です。  20代後半、ほんの少しだけですが某ファッション誌の読モ(読者モデル)をしていた私。今でも忘れることのない初めての撮影は、春のファッションスナップでした。以前、表参道で声をかけてくれたライターさんとは別の人から、「1週間後の撮影に参加してもらえませんか?」って。
読モ裏話4・初めてのスナップ撮影で変な動きを連発

写真はイメージです(以下同)

 まさか自分があの雑誌の読モにと声をかけてもらえるなんて思ってもいなかったし、きっと撮影に呼ばれることもないだろうという気持ちでいたからメチャクチャ浮かれましたよ。  でもねこれ、「無知さゆえ」の浮かれだったんです。

撮影現場は超目立つ……

 撮影場所は多くの会社員が出勤で行き交う朝の大井町・オフィスビルの前。 「ロケバスのなかにいるので、着いたら連絡をください」と、言われそれらしき車を探そうとしましたが、秒で見つけることができました。というのも、そのあたりに私の前に撮影をしている読モがいたから。カメラマンさんや照明さん、ライターさんなどに囲まれてそこ一角だけがまるで異世界のよう。 撮影現場は超目立つ……「なんの撮影だろう?」と、足を止めて見ていく人たちもチラホラ。  しかも、その読モがまたかわいいんですよ。当時流行っていたアパレルブランドのニットのアンサンブルにふんわりとしたひざ丈の大花柄のスカートがよく似合う! かわいい系OLって感じ。撮影に慣れているようすの彼女は、まるでプロのモデルのように次から次へとポージングを変えていきます。 「えっ、私もこんなことをするの!?」  見入っている場合じゃない……。

あっという間に自分の順番に

 前の読モの撮影がもうすぐ終わる、というタイミングで私がロケバスのなかに呼ばれます。みなさんご想像のとおり、このときの私頭真っ白……。写真を撮られるときって、“棒立ちでピース”がお決まりじゃないですか? さすがにファッション誌でそれはないと思っていたけれど。
あっという間に自分の順番に

元グラホ、現ライターの高木沙織さん

あんなクルクル回るような動き、できる気がしない(冷や汗)……」  今思えば、“写真に撮られる練習”が絶対に必要だった。それも自然な感じの。だけどもう後悔先に立たず状態。 「私、どうしたら……?」なんて聞く暇もなく、着てきた洋服の最終確認(事前に“こんな感じで”と指示があり、写真で確認してもらっている)と、自分で仕上げてきたヘアメイクにパパッと手直しが入ります。そして、撮影場所へgo。
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緊張でカチコチ! カメラの前で固まる
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