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色恋にニブい天然モテ女。男性からマンションを贈られても下心に気づかず?!

 ハタから見てモテモテなのに、本人は全然男性からの好意に気づいてない女性ってたまにいますよね。”天然キャラ”で笑い話になればそれで問題ないのですが、時には大トラブルに発展してしまうこともあるようです。  喜多川さん(仮名・20歳)のお母さんはバツイチ子持ちのシングルマザー。年齢は40歳ですが見た目も服装も若々しく、とてもアラフォーには見えないそうです。
姉妹 母娘

写真はイメージです(以下同じ)

「母は芸能人でいうと安達祐実みたいな感じですね。娘の私からしても年齢不詳で可愛いと思います。  父とは5年前に離婚しているんですが、それは父が執拗に母の浮気を疑ったからなんです。あまりのしつこさに母がキレたという流れですね。正直、当時は父が何であそこまで嫉妬をしたのかわからなかったのですが……」

スナックで働き始めるとファンからプレゼントをもらう母

 離婚して5年、男っ気も全くなく子どもの学費のためにがむしゃらに働いていた喜多川さんのお母さん。しかし喜多川さんが高校を卒業したタイミングで「これからは自分がやってみたかったことをしたい」と、昼間は介護系の会社で働きながら、夜はスナックでアルバイトを始めたそう。 「ずっと接客業をやってみたかったらしいんですが父に止められてたようで。始めてみたらやはり性に合っているのか、すごく楽しそうなんですよ。  そのうち常連のお客さんのファンが付き始めて、高そうなお菓子や果物とか、高級な卵なんかをプレゼントにもらって帰ってくることが増えました」 「お客さんがみんな親切で有難い」と嬉しそうなお母さん。しかし、喜多川さんは何となく違和感を覚えたそうです。 プレゼント

お客に誘われたスキー旅行に息子を同行させた

「プレゼントがどんどん高級になってエスカレートしていったんですよ。最初はちょっと高めかな~くらいのものだったのが、ブランドもののバッグとかも貰ってくるようになって。これは完全に母を落としにかかってるな、と思いました」  娘の心配をよそに、お母さんはお客様の一人からスキー旅行に誘われたと言い出しました。なんでも新潟の方にリゾートマンションを所有しているようで、そこに宿泊させてもらえるとのこと。 「そんなん絶対にくどかれてるに決まってるじゃないですか。でも母はあっけらかんと『息子も一緒に連れていってもらおう~!』と小学2年生の弟を同行させたんです。 『親切なおじちゃんで良かったね~』なんて言いながら、見事に弟のスキーウェアや板一式も買わせていました」  スキー旅行から帰ってきた後、お母さんはお客さんからさらなる高額なプレゼントを差し出されます。それは宿泊したリゾートマンションの一室。喜多川さんはさすがに危機を感じ「そのお客さん、絶対にお母さんを囲おうとしてるよ!」と制したそうです。 「それにも『またまたぁ~』みたいな反応でしたね。私としても半信半疑だったんですが、どうやら母は本当にわかってないみたいで。『リゾートマンションをタダでくれるなんて親切な人もいるもんだね』って本気で思ってたらしいんです」 天然モテ

プロポーズされ断った

 リゾートマンションを本格的に受け渡す話になった際にお客さんからプロポーズをされ、そんなつもりじゃなかったと逃げ出したお母さん。速攻で着信拒否&ラインブロックをしたそうですが、相手はスナックには通ってきているそうでストーカーと化す一歩手前の状態になっているとか。 「プロポーズは当然断って『私のこと、恋愛感情で見てたとか怖い!キモい!』と罵詈雑言を浴びせたらしいですけど、逆になんで色恋抜きでリゾートマンションまでもらえると思ってたのか(笑)。  でも、これで父があれだけ浮気を疑った理由がわかりました。あの調子で天然で男をソノ気にさせるから、父も気が気じゃなかったんでしょうね」  また同じことを繰り返さぬよう、今後は喜多川さんも警戒態勢を強めると意気込んでいました。天然のモテキャラ母を持つ娘の心労はこれからも続くようです。 ―シリーズ「私が気になって仕方ない感覚や言動の違い」― <文/もちづき千代子 イラスト/ただりえこ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama
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