マドンナ、3月に新型コロナに感染していた「インフルエンザだと思ってた」
ポップ界の女王マドンナが、新型コロナウイルスに感染していたようだと明かした。SNSで公開している日記のなかで「今は健康」としながらも、ツアーを行っていた3月ごろに体調不良に陥っていたことを明かし、感染を自己申告した。マドンナは先月に抗体検査を受け、「陽性」だったことを公表している。
先に、新型コロナウイルスのワクチン開発に110万ドル(約1億2000万円)を寄付することを表明しているマドンナ。7日に投稿されたインスタグラム上には、その件について書かれた記事の画像をアップし、「新型コロナウイルスの治療薬開発をサポートできることをうれしく思う」とコメントした。
そして、「ウイルスについて知ろうとすることなく、過激な見出しを信じる人たちのために、はっきりさせておくわ」と切り出すと、こう続けた。
「私は今、具合が悪いわけじゃないわ」
「ただ抗体の陽性反応が出たということは、そのウイルスを持っていたということ。それが私。7週間以上前のパリ公演の終盤、私とショーの出演者の多くが、明らかに体調不良になっていた」
「当時はみんな、ひどいインフルエンザなんだと思っていたけどね。でもおかげさまで、今はみんな健康よ」
マドンナは、「マダムX」ツアーの一環として2月・3月にフランスのパリで行われる予定だった公演を中止していた。その際「けがによる不調」とされていたが、マドンナ本人を含め他の出演者らもそのとき感染していたことが、今になってわかったと説明している。
自身のSNSで、隔離生活について記した「日記」をたびたび投稿しているマドンナ。先月末には、新型コロナウイルスの抗体検査で「陽性」だったことをそのなかで明かし、次のように語った。
「当時はひどいインフルエンザだと思っていた」
抗体検査で「陽性」だった
「私は検査を受けて、コロナの抗体があることがわかった。そんなわけで、明日は長いドライブに行くわ。窓を開けて空気を吸うのよ。コロナの空気をね」 抗体があれば、ロックダウン中にドライブに行っても問題なしとも受け取れる発言だが、実際にドライブに出かけたかどうかは不明。ただ、最近も友人の誕生日パーティーに参加していたと伝えられ、その言動はたびたび物議をかもしてきた。さかのぼれば、「コロナウイルスはどんな人であれ、お構いなしに感染する。ウイルスは誰にとっても平等」などと発言し、炎上したこともあった。 だからといって、マドンナがコロナ問題に無知で無関心というわけでもない。先にあったようにワクチン開発に多額の資金を寄付したり、刑務所や留置所などにマスクを提供したり、ほかのセレブたち同様、自分なりのやり方で社会に貢献している。 ちなみに、マドンナも受けた抗体検査については、その正確性に懐疑的な見方をする科学者も多いといわれている。また世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルス感染から回復し、抗体を持った場合でも、再度感染するリスクが減ることを示す証拠はないとしている。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>