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コロナ禍で夫婦に何が?妻たちが「夫とはもう無理」と思った瞬間

 コロナ禍で夫婦ともに仕事が減り、「あなたの稼ぎが少ない」と妻に言われた夫が激昂、妻を殴り殺すという事件が4月5日に東京であった。  そこまでいかなくても、夫婦の関係がうまくいかなくなっているという話は至るところで耳にする。新型コロナウイルスが家族関係にもたらす影響は大きい。
離婚

写真はイメージです(以下同じ)

夫にがっかりすることが続いて

「結婚してから家族でこんなに長く一緒の時間を過ごすのは初めて。その結果、本来なら見なくてすんだ夫のさまざまな面を見てしまったような気がします」  そう言うのは、結婚して10年目のナナコさん(40歳)だ。3歳年上の夫との間には、8歳と5歳の子がいる。共働きで協力し合って家庭を作ってきたと思っていた。  ところが夫も彼女も在宅勤務になると、夫はいち早くリビングを占拠した。 「私はどこで仕事をすればいいのと言うと、寝室でも子ども部屋でも好きなところを使えばって。夫は電話をかけることも多いので大声で話されていると響くんですよね。夫こそ寝室で仕事をしてくれたほうがいいのに。  子どもたちだってリビングで遊びたいのに、夫は昼間はとにかくリビングを誰にも使わせたがらない。家族に対して自分の立場を優位だと思わせたいんだろうと気づきました」 喧嘩 夫婦 今までは対等だと思っていた夫との関係だが、そう思っていたのは自分だけだったのかもしれないとナナコさんは感じている。 「ふたりとも在宅なのだから、家事だってふたりでやるべきだと思うんですよね。今までは手の空いたほうがうまくやっていたんですが、夫は私が在宅だったら私がやると思っているみたい。  私は朝から洗濯して掃除して朝食を作って仕事、夫はそのころ起きてきて『満員電車に揺られないのは快適だよね』なんて言ってる」  もう少し家事をやってほしいと言ったこともあるが、夫は「時間があいたらやるよ」と言うだけ。昼になっても動かず、子どもたちはお腹をすかせてしまう。ナナコさんは気になって仕事が手につかず、キッチンに立つしかない。 「子どもだってたまには外に出たいだろうから、子どもを連れて公園に行ってきたらとさりげなく言ったら、『今日は平日だよ、オレは仕事中なんだ』と。じゃあ、週末にお願いと言うと、週末は人が多いから避けたほうがいいって。なんだかんだ理由をつけて、子どものめんどうも見ようとしない」

「離婚の二文字が頭の中をグルグル巡っています」

孤独、セックスレス、モラハラ、妻 以前とすっかり態度が変わってしまった夫。もちろん、その背後には現在の生活への不安、残業手当などがつかない減収への焦りなどもあるのだろう。そしてなにより毎日家族とだけ過ごすストレスも。 「でもそれは私も同じです。けど夫は自分だけが大変なんだと思っている。仏頂面が増えたし、ものの言い方も乱暴になった。男性のほうがストレスに弱いと聞くけど、家族を守ろうという気概がないのかと腹立たしい毎日です」  自分が怒ったら、子どもたちにも悪影響があるから、ナナコさんは夫の不機嫌をやり過ごしてひとりで家の中を切り盛りしている。夫と同じように仕事をしながら、だ。 「正直言えば、毎日、離婚の二文字が頭の中をグルグル巡っています。だけど今は、そういうことを決定する時期ではない。コロナが終息して、少しでも以前と同じような日々が戻ってきたら、夫との間にまた適度な距離感ができると思うんですよね。  ただ、いざとなるとこういう人だということはわかったので、もう添い遂げようとは思っていません。子どもたちがもう少し大きくなったら離婚実現に向けて考えようと思っています」  離婚予備軍とも言える彼女のような女性は確実に増えているという実感がある。
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昼間から飲酒、何もしない夫にうんざり
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