「飲み会ではないので、お酒などは飲んでいませんね。時間も、夕飯や買い物の時間に支障がないように、昼間や、夕方に1時間ちょっとで切り上げています。
自宅で、子どもとどう過ごしているとか、どうやって勉強をさせているとか、そういう話題がメインです」

友里恵さん曰く、子連れならではの悩みもあるそうです。
「スマホで繋いでいるママが多いのですが、子どもがスマホを持って移動をしたり、部屋が映りこんじゃうんです。
ソファや、大きなオーブンレンジなど、家具や家電で生活水準がわかってしまうんですよね」
さらに、自粛期間中の家での過ごし方でも格差を感じたそうです。
「周りは、スマイルゼミやチャレンジゼミというノートパッドを使った学習を積極的に取り入れているのを今回の自粛がきっかけで知りました…。
さらに、オンライン中に、部屋が広いうちの子は情操教育に良いとされているトランポリンを飛んで見せたり、『どうぶつの森』で遊ぼうよと誘ってきたり…。
どれもほかの家の子どもが画面で見せてくるのですが、うちはどれも持ってないので、井戸端会議が終わった後に、子どもに申し訳ない気持ちになりました…」
LINEなどのやりとりだけではわからなかったママ友たちの生活水準が、オンラインでつないだことで、わかってしまったといいます。友里恵さんは、「外出自粛がなければオンライン井戸端会議もしなくて済んだし、各家庭の状況がわからなかったのに…」ともやもやした気持ちになったそう。コロナウィルスは、ママたちの間にある格差も映し出してしまったようです。
<文/阿佐ヶ谷蘭子>