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ロマンチックな彼氏が浮気! 問い詰めたら…“最高に気持ち悪い言い訳”に別れを決意

 誰かに想いを伝えたり説得したりするときは、相手に気持ちが伝わるよう言葉を選んで話す人も多いのではないでしょうか。ただ、気持ちがこもっていなければ、文学的な言葉やロマンチックなセリフも相手の心には響かないかもしれません。

バイトで出会った男性と距離が近づく

 夫婦2人が営むアットホームなカフェで、土日だけWワークをしていた佐藤晴香さん(仮名・20代後半)は、常連さんと挨拶しているうちに仲良くなるタイプ。常連さんたちも老若男女を問わずやさしく親切に接してくれたため、のびのびと働いていました。
カフェ

画像はイメージです(以下同)

「とくに親しくなったのが健吾(仮名・30代)で、私がアルバイトをはじめてから店にやってくるようになったお客さんです。健吾はカフェに来ていつも読書をしていたので、挨拶を交わすうち、本の話で盛り上がるようになりました」  晴香さんはライトノベルやマンガ好き。健吾さんは純文学やミステリー、エッセイまでと幅は広いがライトノベルやマンガは読まない派でした。好みのジャンルはまったく異なっていましたが、それが逆にお互いを刺激。 「お互いが好きなジャンルを尊重したり興味を持ったりしたこともあって情報を交換するのが楽しみになっていきました。本の話題から日常会話でも盛り上がるようになって、カフェ店の勤務中だけでなくプライベートでも会うようになっていったんです

「月が綺麗ですね」文学的な恋の始まり

 そして帰りが遅くなったある日、空を見上げ「月がきれいですね」と晴香さんにささやく健吾さん。そのときは意味がわからず「はい」と答えてしまった晴香さんでしたが、気になって帰宅後すぐにネットで検索。 夜空に光る月と星「それまで知らなかったんですが、健吾が言った『月がきれいですね』は、作家の夏目漱石が英語の“I love you”を訳した言葉だったんですね。自宅に帰ってから告白だったのだと気づいて慌てて、『月の光を目印に会いに来てください』とメッセージで返事をしました」  晴香さんからのメッセージを受けとった健吾さんは「ステキな返しをありがとう」と大喜び。2人は付き合うことになります。本に描かれるようなロマンチックなデートを好む健吾に照れ臭さを感じながらも晴香さんは幸せな日々を送っていました。
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ふと気づいた変化、まさかの事実に唖然
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