「そのレベルからは解脱した」40歳・元TBSアナが実感する“葛藤の局アナ時代”からの変化
2010年にTBSに入社し、『朝ズバッ!』『報道特集』などを担当したのち、2016年に退社したアンヌ遙香さん(40歳・以前は小林悠として活動)。

TBS退社から紆余曲折を経て20年生活した東京を後にして活動拠点を故郷北海道に戻したアンヌさん。アラフォーにして再スタートを切った「出戻り先」でのシングルライフの様子や心境をつづる連載です。
【過去記事】⇒連載「アンヌ遙香の北海道シングルライフ」を読む
第75回となる今回は「年を重ねたことで変化したこと」をテーマに綴ります(以下、アンヌさんの寄稿です)。
もうすぐ4月。学校や職場の環境が大きく変わるという方も大勢いらっしゃるでしょう。
大きく変わらずとも、自分を新しい「なにか」に順応させようとするのは結構ストレスフルなこと。ただでさえ季節の変わり目で体調を崩しやすい3月、4月はメンタルにもさまざまな影響がでやすいものです。
最近「悩んだときや、気分が落ち込んだとき、どうやって切り替えたり乗り越えていますか」と質問されることが増えてきました。
たまたまかもしれませんが、故郷北海道に帰ってきてこちらを拠点に生活するようになってから「なんだかすごく毎日が楽しそうですね、良い雰囲気ですね!」と言っていただくことが多いのです。うふふ。
北海道に帰ってきてから、スポーツ音痴だった私が北海道日本ハムファイターズの熱狂的ファンになったことで「推し活」に目覚めたり、朝晩必ず大型犬の愛犬のお散歩をする際には街並みの遠くに臨む山の稜線で日々景色の移ろいを感じられたり、しかも自炊ですら楽しくなるほどここは食材の宝庫ですので、毎日がかなり充実している実感があるのは確か。

「北海道」が私のメンタルに良い影響を及ぼしてくれているのは事実ですが、ただ、もし私の「雰囲気が良い」と感じていただけるのであれば、それは年齢や経験が関係しているのもあるかも。
20代のキー局アナウンサーだったころ、世の中はまだまだいわゆる「女子アナブーム」まっさかり。多くのバラエティ番組では女性アナウンサーがアシスタントとして重宝され、また一つの番組にアナウンサーが大量に出演して芸人さん並みに体を張るなんてことも結構ありました。
カバンを勝手にのぞかれて私物チェック……とか……思い出せば思い出すほど、苦笑するしかない……。
当時は、良い表現を使えば「攻めた」番組が多かったわけですが、あのときの私は本当に毎日悩んでいました。
入社の際は報道志望だった私ですが、やはりいろいろな番組を経験するのがアナウンサーとしては一番勉強になる近道ということで、いわゆる「強めのバラエティー」のお仕事もさせていただきましたが、とにかくうまく立ち回れない。
おちゃらけてみてもなんか寒い感じもするし、怒って見せるのもなんか上滑りするし、周りのほかの「女性アナウンサー」たちを眺めてみれば、なんだかみんなそれぞれ器用にふるまっているように見える。
実際みんなすごかった。芸人さんを「立てる」のも巧みだったり、自分がいじられそうになっても華麗にその流れを変えたりとか。どうしてあんなにみんな素敵なの? 上手なの? どうして私は毎回なんだか滑っている感じがするんだろうと、仕事場に行くのが嫌になるくらい悩んだこともありました。

最近よくされる質問
芸人さん並みに体を張ることもあった局アナ時代

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