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月1000円でも“勝手に貯まる仕組み”の作り方。コロナ後の不安に備える

 新型コロナに関連した倒産は、6月1日時点で202件(帝国データバンク調べ)。これからコロナ不況が来ると言われているなか、家計をどう守ったらよいのでしょうか? ファイナンシャルプランナーの西山美紀さんに、アフターコロナを見据えたお金に対する心得を聞きました。

買う前に「コレ本当に欲しい?」と立ち止まる

悩む夫婦

写真はイメージです(以下、同じ)

 前回の記事では、毎月払う固定費(光熱費や保険など)を見直すべし、というアドバイスでしたが、流動費(食費や日々の買い物など)も家計の明暗を分けるポイントだと西山さんはいいます。 「大切なのは、お金を支払うときに『自分が本当に欲しいものか』と一度立ち止まって考えられるかどうかです。月々の保険料や住宅ローンといった固定費と異なり、日々の買い物などがあてはまる流動費は少額で気づきにくく、積み重なっていつの間にか大きな出費につながっている可能性もあるからです。知らず知らずのうちに、家計を圧迫しているケースもあります」(西山さん、以下同)  ネット通販の使い方にも注意が必要です。 「外出自粛が続き、ネット通販を使う機会が急激に増えた方も多いでしょう。リアルな買い物と違って、ネット上で数タップで反射的に買ってしまいがちなので要注意です。ポイント還元率や割引率など目先のお得感につられすぎないように、『本当に欲しいもの』を意識することが大切です。今後、段階的に外出自粛が緩和されてからも、これまで我慢してたまっていたストレスを解消しようと、散財しすぎないよう注意しましょう」

月1000円でも積み立てを。理想は手取り月収の1割を貯める

 お金の使い方に気をつける一方で、この機会に増やし方を検討しておくのも必要だそう。 「収入が減っている方もいるかもしれませんが、このタイミングで、貯蓄についても考えてみてください。目安としては、月々の手取り額に対して1割以上をコンスタントに貯めていくのが理想的です。共働きなら、毎月それぞれが1割以上貯めるか、一方の収入をまるまる貯めておく方もいます。手取り1割以上の貯蓄が難しければ、毎月1000円でもいいので『積み立てる』という習慣を持ちましょう。コツコツ続けていけば、いつの間にか大きなお金になります。  貯めることに苦手意識がある方は、勤務先に財形貯蓄制度があれば、給与天引きで簡単に貯まるのでぜひ活用してみてください。毎月一定額を積み立てできる、銀行の自動積立預金もおすすめです。一部のネット銀行にあるサービスですが、メガバンクなどから毎月一定額を無料で振り替えられる自動入金サービスを利用するのも一つの方法です」  定額自動入金サービス(手数料無料)があるのは、住信SBIネット銀行、auじぶん銀行、イオン銀行、ジャパンネット銀行、ソニー銀行など。たとえば、給与振込口座がみずほ銀行だとして、住信SBIネット銀行のほうで「毎月2万円をみずほ銀行から自動入金する」という設定をします。そして、住信SBIネット銀行の口座のことは忘れていっさい手をつけずにいると、1年で勝手に24万円が貯まっているーーというわけです。

“月100円投資”で、投資デビューしてみる

スマホ女性 お金を貯める一方で、増やす“投資”についてはどうでしょうか? 「コロナショックのタイミングで、ネット証券の口座開設を申し込む人が増えたという話もあります。投資に興味がある方は、投資信託の積み立ては月100円から始められるものもあるので、リスクを理解した上で、少額から試してみるのもよいでしょう」  月100円からの積立投資ができるのは、SBI証券、楽天証券、マネックス証券など。いったん設定すれば、毎月自動的に投資信託を買い付けることができます。また、楽天は楽天スーパーポイントを使った積立も可能です。  月100円では、得しても損しても小銭レベル。ですが、ヘタに投資本を読むより実際にやるほうが勉強になるし、そこから投資額を徐々に増やしていけばいいのです。    当たり前が当たり前でなくなったとは、コロナ禍でおそらく多くの人たちが学んだはずです。お金に対する意識も、けっして例外ではありません。アフターコロナに備えて、今できることをコツコツと始めてみましょう。 <取材・文/カネコシュウヘイ>
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