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産後、姑が毎週持ってくる「自家栽培の野菜」。迷惑がる私は性格悪い?

退院すると、自宅はガラクタの山に

 無事、出産し退院すると、自宅には異変が起きていたそうです。 「玄関の扉を開けると、玄関には開けていない段ボールや、歩けないほどのガラクタの山。義母が『この家には時計がないから」と言って、重厚な箱を手渡してきました。箱を開けてみると“昭和〇年贈呈”と書いてある、近所の人が貰ったという記念時計が……。湯沸かしポットについていた応募はがきには、締め切りが昭和〇年と書かれ、切手の価格すらもいつの時代かわからないような金額が書かれていました……」  まさに、タイムスリップしたような義母からの贈り物。すべて実家の倉庫などから、義父が運転した車を使って持ち込まれたそうです。 「義母がくれるといった『ヘルシオ』のウォーターレンジは、箱を開けてみたら、違うメーカーのものでした。しかもピザだけ焼けるレンジで、奥行きが深くレンジ置きからはみ出したため、横向きに設置しました。場所を取る上に、もとからあった電子レンジとの2台持ちをするはめに。 義母は自分でピザオーブン持ってきたのに、パン焼き器と勘違いしていて。『これはパンを焼けるの?』と、何度も聞くんです」

毎週くる大量の野菜。迷惑がる私は冷たい?

ナスとゴーヤ ついに、義母と決裂するきっかけとなる出来事があったといいます。 「来るたびに家庭菜園で作ったというナスとゴーヤを持ってきたんです。毎日ナスとゴーヤ料理が続いて、気が狂いそうでした。さすがにいらだち『食べたくない』と言ってけんかに。数日後、何事もなかったようにナスを持ってきて『好きになっちゃったでしょ』と言ってきた時は、言葉を失いました…。すべて『野菜は体にいい』と思い込んでいるためまったく引かないんです」  はたから見れば、せっかく持ってきてくれた野菜でそんなに怒らなくても…と思いますが、結局、自分で家事や育児をやるほうを選んだという由香さん。 「義母には『もう来なくていい』と伝えました。しばらくナスは見たくないです」  由香さんが体験した義母とのトラブル。出産直後はホルモンバランスが崩れてイラつく人もいるそうで、お互い少し距離を置くほうがいいかもしれませんね。 ―義理実家とのバトル― <取材・文/阿佐ヶ谷蘭子 イラスト/とあるアラ子>
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