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街で遭遇した“育児警察”にママたちの嘆き。スマホを触ったら「子供がかわいそう!」

 緊急事態宣言が解除され、日常がもどりつつある現在。コロナ以前と大きく変わったところは、人々の公衆衛生に対する意識の高さであることに間違いないでしょう。
親子 母親

写真はイメージです(以下、同じ)

 そんななかで近ごろ、子持ちママたちのあいだで“ある人物たち”の噂が囁かれているようです。子どもを連れて街を歩くママ・パパに声をかけては、あれこれと育児の指導・指摘をし、「取締り」をはじめるという……その名も「育児警察」。ことの次第をたしかにするべく、今回は3人のママたちに話を聞いてみました。

子にマスクをと叱る女性の「鼻がはみ出ている」

 0歳の男の子ママ・カナさん(仮名)は、スーパーで買いものをしていたところ、背後から声をかけてきた60代くらいの女性に、子どもにマスクをさせていないことで、注意を受けたといいます。 「ある日、スーパーのレジで並んでいたら、後ろに立っていたおばさんに話しかけられました。やたら距離が近いなあとは思ったものの、『かわいい赤ちゃんね』と褒めてくれたし『触りたいけどやめておきましょうね』と、節度をもって接して下さっていたので、愛想よく応じることにしました」  目の前の我が子のことや自分の孫のことを楽しそうに話す女性。しかし、話題がコロナ蔓延の嘆きに差しかかったとたん、その顔つきは怪訝のいろを表しはじめたと言います。 「呆れ、落胆、驚き? あまり良くないニュアンスで『あらあら』とつぶやきながら、顔をさらに子どもに近づけ、「この子にもマスクをさせないといけないんじゃない?」って不快な顔をされてしまいました。実際のところ、乳幼児はマスク不要ってニュースで聞いたことがあったし、乳幼児だと嫌がって泣いたり自分で外したりしてしまうし、付けさせていませんでした」  日本小児科医会によると、2歳未満の発症は少なく感染力も弱いためマスクは「不要」。それどころか呼吸や心臓への負担、熱中症、体調変化に気付けないなど、かえって「危険」であるといいます。このことを知ったカナさんは、さらに話を続けました。 「どうにかして付けさせようと思っていたところだったから、危なかったです。無責任なことを言ってくれて、参ってしまいますね。しかもその女性、顔が近いうえにマスクから鼻を出していたんです。余計なことを言うくらいなら、まずは自分の行動をかえりみて欲しいです」

「三密どころじゃない」頬にめり込む女性の指…

赤ちゃん「宣言が解除されてから増えたなあ」と渋い顔をするエミさん(仮名)は、1歳の息子さんをもつママ。エミさんの住む街は高齢者が多いので、乳幼児を連れていると通りすがりの人に声をかけられることが日常茶飯事だといいます。そして、エミさんは驚愕のエピソードを続々と語ってくれました。 「わたしの場合、中年層はあまりなく、高齢者の人からがほとんど。『寒いんじゃないの?暑いんじゃないの?風邪を引かないかしら?』と言われることが多いです。このあいだなんて、ベビーカーを押して公園を散歩していたら、5メートルほど離れたベンチから寄ってきたおばあさんに『寝ているじゃないの!早くなにか掛けてあげなさい!』と強い語調で言われました。気をつけているのに言われて、言われるからさらに気をつけて、それでもまだ言われて。1日のなかで複数人がちがうことを言ってきますから……疲れてしまいますよね」  見知らぬ人に指摘されるたび、自分が不注意な親である気がして、心苦しさを覚えてしまうエミさん。心配をしてくれているならまだしも、なかには失礼な言動をする人もいると言います。 「子どもの足を『アスリートみたい』と笑われたこともあります。良い意味で言っているのかもしれませんが、身体のこととなると不快ですね。なかでも最悪だったのは、宣言が解除されて世の中が感染にピリピリしている時期なのに『ほっぺたプクプクね』って近づくやいなや、子どもの頬を指で押したおばあさんです。口元ですよ? 三密どころの話ではありませんよね。こういう出来事が増えたのは、長いあいだ自宅で過ごして、ひと寂しくなったせいかも知れません」  許可なく他人に触ることは、コロナという時勢に関係なく、本来はタブーなこと。ひとりふたりならまだしも、エミさんの住む街のように、声を掛ける人が積もりつもってしまえば、ママにとって重圧になることは否めません。
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「子供がかわいそう!」と怒鳴られ涙のワケ…
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