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ダイエット1年で別人に…フォロワー50万人の「すき間時間に宅トレ」術

筋トレをねじ込む、平日の過ごし方

 2017年の元旦から、ちぃさんは筋トレを開始しました。1日目のメニューが、「クランチ20回、スクワット30回、スパイダープランク10回」。他、歩数は9806歩ですが、筋トレに要した時間は1分45秒です。本書には7日間の記録が掲載されていますが、最高時間が3分5秒で、平均して2分前後です。意外に短い、と思ったのは私だけではないですよね。これなら続けられそうじゃないですか。 筋トレをねじ込む、平日の過ごし方 さらに、「平均的な平日の過ごし方」も掲載。「テレビを見ながらソファで足こぎ&足まわし」や「エレベーターを待っている間にキックバック」等々、出ました「隙間トレ」。1日に4つ組み込んでいます。これに筋トレ1~3分プラスすれば、無理なく身体を変えていけそうですよね。

モチベーションを上げるための工夫

 本書は、写真、漫画、文章で構成されています。筋トレから料理まで網羅されているのは、通常のダイエット本と同じ。本書が何よりも大事にしているのが、モチベーションの上げ方や保ち方だと思いました。ちぃさんも、ずっと自分の体が大嫌いで鏡の中の自分も直視しなかった、と言います。そんなちぃさんが定期的に全身を写真に撮って確認し続けるのは、いかに過酷だったか想像できますよね。  しかし、写真を撮って毎週比較し続けることが大きなモチベーションになったそうです。自分を変えたいと思ったら、今できることを無理せずやる。すると体はこたえてくれるのです。  変わるのは明日からではなく、今から。ダイエットだけではなく、人生の大切なことまでおしえてくれる、そんな一冊です。 ―小説家・森美樹のブックレビュー― <文/森美樹> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
森美樹
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx
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