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港区OLとニートのお笑いコンビ、ラランド 「M-1優勝、狙ってます」

 ’19年の『M-1グランプリ』で、唯一アマチュアとして準決勝25組に選出されて話題になったお笑いコンビ「ラランド」。現在は事務所に所属せず、“フリー芸人”として活動する新世代コンビはどのように誕生したのか。

港区OLとニートによる次世代のお笑いコンビが、フリーにこだわる理由

ラランド

(左)サーヤ、(右)ニシダ 撮影/鈴木大喜

サーヤ:上智大学で同級生だったんですけど、同じ教室に“お前らとは違う”オーラを放ったニシダが座っていたんです。「俺は早稲田蹴ってるからな!」とか自慢していて(笑)。 ニシダ:そんなこと言ったかな。 サーヤ:私はお笑いサークルに入ることを決めていて、先輩に「太ったコか外国人がいたら連れてきて」と言われていました。たまたま別の新歓コンパでニシダを見かけて「あのときの!」と思い、「お笑い興味ある?」って声をかけたんです。そしたら意外と話が膨らんだというのが知り合ったきっかけ。それからニシダが女友達を経由して、「ニシダ君が組みたがってるみたい」と外から攻める学生の恋愛みたいなやり口で誘ってきたんです(笑)。 ニシダ:恥ずかしいよ! ――コンビ名の由来は? サーヤ:私が高校の時に組んでいた時のコンビ名が星の名前で。「今回も星の名前から取ろうか」となって決まりました。ちなみに、映画『ラ・ラ・ランド』が公開される前からラランドですよ!(笑) ――息ピッタリですが、それぞれのお笑いのルーツは何ですか? サーヤ:親の影響で、幼稚園くらいのときから『ダウンタウンのごっつええ感じ』のDVDを見ていました。あとはゴールデンタイムのお笑い番組をずっと見ていましたね。 ニシダ:「南海キャンディーズ」の山里亮太さんがお笑いの原点です。『M-1グランプリ』でいきなり準優勝されたときに知って、『山里亮太の不毛な議論』を中学生くらいから聴きだして今も聴いています。 サーヤ:私はラジオやマンガやゲームとかのカルチャーがわからない。 ニシダ:お互いのお笑いのルーツは全然違いますね。 サーヤ:でも『M-1グランプリ』は2人とも大好きで、しいていえば“漫才”というモノだけが共通項だったのかな。 ――異なるルーツを持つお二人ですが、プロを押しのけて、’19年の『M-1グランプリ』で準決勝進出。快進撃の手ごたえはありましたか? サーヤ:欠席していた年もあったんですけど、去年初めて「賞レースに挑めるようなネタにしよう!」って2人でガッツリ話し合ったおかげで、初めて2回戦から上に行けました。 ニシダ:3回戦の動画がネットで公開されてSNSで拡散、芸人さんが褒めてくれたときは驚きましたね。 サーヤ:その勢いのまま、準決勝まで行けちゃったので緊張する暇も手ごたえもなかったです。

サーヤが広告系会社で会社員を続ける理由

――テレビ出演なども増える一方で、サーヤさんは広告系会社で会社員を続けていますね。なぜですか? サーヤ:賞レースがある限りは芸人として売れるチャンスは絶対あると思っていたので、アルバイトするのと同じ感覚で正社員として働きながらお笑いを続ければいいと思ったんです。それに、10年間くらい私立の学校に通わせてもらっていたんですけど、親が贅沢しているところを一度も見たことがなかったので。社会人になってちゃんと実家にお金を入れつつ、芸人として売れるのが一番理想的かなと。 ――その一方で、大学退学が決まったニシダさんですが、サーヤさんのように芸人をやりつつ他の仕事をするつもりは? ニシダ:仕事もアルバイトもするつもりはないですね! 大学OBからインターンに呼んでもらいましたけど、クビになりましたし(笑)。 サーヤ:こういう性格なので、ニシダは芸人しか向いてないと思います。 ――現在ノリに乗っている“第7世代芸人”としてくくられることもありますが、自覚はありますか? ニシダ:入っているとは思ってないです。キラキラしてるなって感じ(笑) サーヤ:広告系OLの視点でいえば、メディアの人が取り上げやすいんだろうなとは思います(笑)。ただ私たちは、アマチュアとか男女コンビとか、カテゴライズされてばかりだったので、あまり意識してないですね。
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スピード感と自由度を重視してフリーの道へ
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