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伊藤健太郎、等身大の大学生役に。コロナで撮影ストップして「爆発しかけた」

 今年は主演作を含めて6作が公開予定の伊藤健太郎さん。現在は、清原果耶さん演じる中学生のつばめが、不思議な老婆・星ばあ(桃井かおり)に出会って成長していくひと夏を描く『宇宙でいちばんあかるい屋根』が公開中です。伊藤さんが演じているのは、つばめの家の隣に住む、つばめが思いを寄せる大学生の亨。
『宇宙でいちばんあかるい屋根』伊藤健太郎んたビュー

伊藤健太郎さん

『新聞記者』『デイアンドナイト』などの藤井道人監督が描いた心優しいヒューマンドラマへの思いにはじまり、最近の伊藤さん自身についても直撃。健太郎から伊藤健太郎に改名して2年が経った今の感覚も聞きました。

つばめの思い出に、亨の姿がたくさんあればいいな

――亨を演じるにあたって、心掛けたことを教えてください。 伊藤健太郎(以下、伊藤)「藤井(道人)監督に、『隣に住んでる、本当に普通の等身大のお兄ちゃんを演じたいです』と最初にお話させていただきました。無理にかっこつけたり、変に大人びたりせず。それから、中学生のつばめがちょっと憧れる、惹かれちゃう存在で、いつかつばめが大人になって中学生のころを思い返したとき、そのなかに亨の姿がたくさん登場したらいいなと思っていました」 ――つばめの物語ではありますが、亨にも大きな出来事があり、成長もしますね。
つばめの思い出に、亨の姿がたくさんあればいいな

『宇宙でいちばんあかるい屋根』

伊藤「後半、あることで入院した亨の言う『あのとき追いついていたら』に続く言葉があって、そこは一番大事にしていました。つばめから見ると、大人っぽく映るかもしれない亨だけど、まだ大学生だし、大人なわけじゃない。あのセリフは、亨をすごく等身大の存在にしてくれていると思います。そこから亨がどう変化、成長していくのか。そこは意識しました」

変化や成長するのは、失敗を経験したとき

――伊藤さん自身が変化や成長するときは、どんな要素に影響されますか? 伊藤「“失敗”ですかね。失敗して気づくことが多いです。よく周りの大人の方たちには、『失敗するから、これはしないほうがいい』と言われたりしますが、頭で分かっていても、実際に経験しないと本当の意味では分からないんですよね。失敗しないほうが、それはいいのかもしれませんが、性格上、失敗しないと分からないこともあると思ってしまいます。そうやって少しずつ学んでいるのかなって」
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2週間の自宅待機で感じたこと
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『宇宙でいちばんあかるい屋根』オフィシャルサイト
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