いま最もおしゃれなセカンドハンド=中古品、買ってみたら良いことばかりだった
『わたし史上最高のおしゃれになる!』『お金をかけずにシックなおしゃれ』などの著書があるファッションブロガー小林直子さんが、愛用しているアイテムをご紹介します。
セカンドハンド、いわゆる中古品を扱う店舗がここ2、3年で急激にふえてきたように感じています。郊外の大型店舗からショッピングモールの中の小さめの店舗まで、行く先々でセカンドハンドの服、靴、バッグを扱う店、日本風に言えばリサイクルショップを見るようになりました。
もちろんそういった店舗だけではなく、メルカリを始めとする個人間での中古品の取引も盛んになり、今や中古品は身近なものになりました。
ファッションの世界では昔から、古着やヴィンテージは愛好者も多く、雑誌に取り上げられるなど、ファッションの一部として認知されていました。
骨董品の世界では製造されてから30年以上経過したものをヴィンテージと呼ぶようですが、ファッションの世界ではそれほど厳密ではなく、80年代ぐらいまでのものだったらヴィンテージと呼ばれているかなという程度で、人によっては90年代のものもヴィンテージと呼んだりしています。ただいずれにしろ、どちらも誰かが着たお古であることには変わりありません。
先日、Vogue Paris(ヴォーグパリ)のYouTubeチャンネルで、モデルのアリゾナ・ミューズが「でき得る限りヴィンテージやセカンドハンドを買いましょう!」と提案しているのを見ました。
なぜトップモデルのアリゾナがVogueのYouTubeチャンネルでそう言うのでしょうか。それはここ数年続いているファッション業界でのサステナビリティの推進、つまり社会と地球環境が持続可能になるための行動を進めていこうという流れを受けてのことです。
ファッション産業は地球環境への負荷が非常にかかる産業として悪名高き存在です。その負荷を少しでも少なくするために、ここ数年、特にハイブランドではサステナビリティとエコロジー、そして人権に配慮する活動を宣言し、経営全般において推進しています。
セカンドハンド=中古品は身近なものに
セカンドハンド、いわゆる中古品を扱う店舗がここ2、3年で急激にふえてきたように感じています。郊外の大型店舗からショッピングモールの中の小さめの店舗まで、行く先々でセカンドハンドの服、靴、バッグを扱う店、日本風に言えばリサイクルショップを見るようになりました。
もちろんそういった店舗だけではなく、メルカリを始めとする個人間での中古品の取引も盛んになり、今や中古品は身近なものになりました。
ヴィンテージほど古くないセカンドハンド品も評価されるように
ファッションの世界では昔から、古着やヴィンテージは愛好者も多く、雑誌に取り上げられるなど、ファッションの一部として認知されていました。
骨董品の世界では製造されてから30年以上経過したものをヴィンテージと呼ぶようですが、ファッションの世界ではそれほど厳密ではなく、80年代ぐらいまでのものだったらヴィンテージと呼ばれているかなという程度で、人によっては90年代のものもヴィンテージと呼んだりしています。ただいずれにしろ、どちらも誰かが着たお古であることには変わりありません。
ある程度古いヴィンテージが高く評価される一方で、それほど古くない誰かが着たセカンドハンド品については、今までは特に雑誌において取り上げられるということはほとんどありませんでしたが、その流れもどうやら変わってきました。