キャリア/駐在妻の孤独。現地での就職を妨げたのは…
(既婚・子どもなし・かっぱさん・28歳)
夫の赴任に帯同し、2019年の春から東南アジアに住み始めました。夫婦2人で子なしです。
夫とは同じ会社にいて、私は休職やリモートワーク、私も同じ地へ赴任など、退職以外の選択肢を交渉しましたが、「
寿退社で良いじゃない」「
悠々自適な駐在妻ライフ」と相手にされず、退職しました(そんな会社なら退職してよかったと今は思います)。
任地に着く前からビデオ通話などを駆使し、正社員の仕事を探し、ありがたいことに数社から内定を頂けました。しかし駐在妻となると、夫の会社という“スーパー第三者”に「ビザが面倒だから」「夫への手当の計算が面倒だから」「配偶者が任地で働くなんて前例が無い」など、非難轟々。夫も着いたばかりで現地の社員と当然ながら軋轢を生みたがらず(生みたい人もいませんが)、私は内定先に泣く泣く辞退の連絡をしました。

他人にこんなにも私の人生に口出しをされるのかと、悲しく狂ってしまいそうでした。駐在妻は孤独です。私が何をしてもしなくても、誰の迷惑にもならないし、誰のためにもならないという事実が目の前に大きくあり、何のために生きているのか、分からなくなりました。キャリアクライシス?
「そんな事言うなら日本で働いていれば良いじゃないか」とも言われます。しかし、お互いに一緒にいたいと思い結婚したのです。現地で夫は夫、私は私で仕事をすると意気込んでいたのに、なぜ私だけ働く事を制限されていたのでしょうか。一体何をすることを期待されていたのでしょうか。
新型コロナで駐在員は減っていくと思います。帯同する家族も減っていくと思いますが、企業には帯同家族のキャリア、子どもがいれば教育について、もっともっと配慮して欲しいと願っています。
子作り圧/年上と付き合うと親戚から「それじゃ子どもはできない」
(未婚・モネさん・37歳)
私は子どもが好きです。でも、今まで付き合ってきた彼氏とまだ結婚できていません。その原因の一つは親族から必ず「その人はちゃんと子どもできるの?」と言われること。
私は小さい頃、父がいなくなり、なぜか付き合う男性はみんなとても歳がかなり上の人ばかりでした。その度に同じことを聞かれ苦しみました。
今も親に紹介する前から呪いのように「それじゃ子どもはできない」と言われ続けます。一体、誰の子どもなのでしょうか。
私は彼氏と愛し合った結晶の子どもが欲しいけど、周囲には私の気持ちを理解してもらえません。37歳で世間では高齢出産になるので、ますますプレッシャーが強くなり、毎日苦しんでいます。