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草なぎ剛が“女性”を演じて高い評価。男優が“女装”で魅せた名演技5選

ムロツヨシ『三浦部長、本日付けで女性になります。』

 2020年にNHKで放送されたドラマ『三浦部長、本日付けで女性になります。』で主演を務めたのは、ムロツヨシ(44)。会社の送迎会で女装姿になったのをキッカケに、自分がトランスジェンダーであることを悟るという役柄でした。  ムロ演じる三浦安雄は、食品会社の総務部長。上司や部下との折り合いがなかなか難しい……かと思いきや、いきなり女性のファッションで出社。そこで光るのが、ムロの淡々とした演技です。驚く周囲の様子をまったく意に介さない振る舞いは、それが当然の権利だとどこか納得させられるものがあるわけです。  ただ、一番身近な存在である家族から理解を得られず……。もどかしさを抱えながらも、なんとか関係を保とうと奮闘する姿が微笑ましく、思いきり応援したくなります。

安田顕『問題のあるレストラン』

 安田顕(47)は、2015年に放送されたフジテレビ系ドラマ『問題のあるレストラン』で、女装好きのパティシエを演じています(トランスジェンダーではなく、ゲイという設定でした)。何かしら問題を抱えた女性ばかりが働くビストロで、唯一の男性スタッフが、安田演じるハイジ。  その可憐さは、共演した真木よう子が制作発表の場で「きれいで嫉妬しました」とコメントしたほど。安田顕の振る舞いは女性以上に女性を感じさせるもので、客の男性に恋心を抱き、可愛いデザート作るところなどは、まさに乙女でした。  トラブルが相次ぎ動揺する女性スタッフたちに対して、ハイジが送る厳しい言葉には、自らが偏見を受けてきた背景などが垣間見え、説得力だけでなく温かみを感じます。
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最後は古田新太
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