「義実家に行くと、まるで無料の家政婦です」女性たちの生きづらい体験談
日々の中で「女ってなんだか生きづらいな……」と感じることはありませんか?
私たち女子SPA!編集部はサイトとSNSで「女性の生きづらさを感じた体験談」を募集しました。すると、そんな“モヤモヤ”を抱えた女性たちからリアルな体験談がたくさん寄せられたので、前回に引き続き、その一部を紹介します。
【過去記事】⇒“女性の生きづらさ”エピソード
※以下はほぼ投稿のままです。名前はペンネーム。個人が特定できそうな部分は変えてあります
(さえさん)
ある日、仕事でお世話になった方から「大学の職員を探しているけど興味はないか」という連絡がありました。連絡をくれたAさんは、国際的なある分野で活躍されており、業界では誰もが知っている方でした。事務員に不足がでるので、手伝ってくれないかというオファーでした。
彼を尊敬していたこともあり前向きな返事をし、事前に履歴書を提出、話を伺いに大学に赴きました。お茶を飲みながら条件面を擦り合わせつつ、世間話などもするフラットなミーティングだったと覚えています。今回の人員不足が「既存事務員の時短のため」という話があったので、子どもがいない私に白羽の矢が立ったのだと思いました。
「たしかに、私であれば子育て世代の方々と同じ世代で共通認識ありますし、いろいろな面でカバー出来ると思います」
とお伝えしたところ、
「え、もっと若いと思っていた。これから妊娠などあったら再度人員不足に陥るので、この話はナシに」と突然言われました。
以前お仕事でお世話になった時期も長く、また、ミーティングの前に履歴書を提出しているのに、キチンと確認せずにこの言い分。ずいぶん失礼だと思いました。また、子どもがいないことはその当時コンプレックスでした。体質のせいで出来にくいことをやっと受け入れ始めたときでした。
今までも転職活動で、子どもを作るか否かの質問をやんわりとされる事は多かったです。作らないと決めているわけではなく「たぶん出来ない」という曖昧な話をしなくてはいけないのは、正直いつもツラいなと思う一方で、仕方がないことだと思っていました。
しかし、この時は、なぜだか引き下がってはいけない気がしました。「この話をナシにするのは、将来のあなたのためだ」と言われたからだと思います。自分の体質のことを話し、たしかに将来どうなるかもわからない。わからない事に対して、なぜ私都合のような話し方をされなくてはいけないのかと訴えましたが、その答えは頂けず「君は結婚もしてなく、これから将来設計をする人かと思っていた」というような話をされました。
今、考えると2~3年ほど、じっくり働いてくれる方を探していたのかと思うのですが、当時は一連の流れに加え、彼は人権もテーマに授業をする人なのに、根本では女性を軽視しているのではないかと怒りを覚え、大人気なく涙を流してしまいました。それを見た彼は「次の会議があるから」と席を立ち去って行きました。
彼とは世代が大きく違うので、「子どもを産み育てるもの」という前提があり、それが難しい人がいるという想像ができない結果、話が噛み合わなかっただけかなとも思います。ですが、後にも先にもこんなに悔しい想いをしたことはありません。
(既婚・子どもなし・みきさん・30歳)
私30歳、夫32歳の新婚夫婦です。結婚後、お互い転職しましたが、私だけ就職の面接時に、
「最近は子どもを作らない主義の方もいますが、お子さんはどう考えていますか?」
「具体的にいつごろ子どもを作ろうと考えていますか?」
などの質問をされました。そんなに子ども関連で休んで欲しくないなら、募集要項に「育児終了、閉経後の女性のみ募集」と書いとけよ! と思った。



