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「義実家に行くと、まるで無料の家政婦です」女性たちの生きづらい体験談

結婚圧/“結婚教”の信者から脱退したい

(未婚・まなこさん・35歳)  20代後半になる頃から「女は若さの価値があるうちに結婚しないといけない」という圧力を感じました。地元が田舎のため、高校卒業してすぐや、大学時代にデキ婚した友人が男女共に多く、苦労自慢も幸せ自慢もされてきました。  避妊に失敗して若くして結婚した男に「お前もそろそろ遊んでないで結婚しろよ」と言われた屈辱は忘れられません。遊びたいから結婚しないわけじゃないし、やりたいことを見つけたから専門学校に通い、学費と生活費のために水商売をしているのを遊んでると認識する男がいることに驚きました。 「女は30歳までに結婚しないと負け犬」という呪いをかけられた世代でもあります。これは、結婚したら幸せになれます! という宗教に勧誘するための呪いだと思っています。 落ち込む女性 私は私! 好きなことして生きる! と思いたくても、私も結婚教の信者なんだということに気づきます。ひとりで寂しい夜に愛されない自分を責めてしまいます。35歳で結婚してないって、私の性格が悪い? 子どもを早く産まないと産めなくなっちゃう。顔も体も衰えてきて、女の価値がなくなりそうで怖い。  世の中の同調圧力にまんまと負けているのです。30代になる頃から自信をなくしていくし、人を好きになることもわからなくなってきました。仕事もいまいちやる気がなくなってしまっています。自分のために頑張ることに虚しさを感じます。結婚しないと女は幸せになれないという洗脳に侵されています。  映画『82年生まれ、キム・ジヨン』の女としての生きづらさもわかります。でも、私はそれですら結婚してるだけマシだと思っているのです。結婚教の信者から脱退したい毎日です。

夫婦/妊娠中の腹痛。優しい言葉をかけてほしかった…

(既婚・みえさん)  妊娠中期のある夜。旦那は仕事から帰って夕食、お風呂、寝酒を飲んで10時頃寝入ったあと、私は胃が痛くなってしまいました。つわりも続いていたけど、なんだか違う胃の痛みを感じてツラくて、だんだんひどくなるしで産婦人科に相談の電話しました。すると「妊婦が飲める胃薬を出しますよ」と言ってくれました。  旦那は酒を飲んで寝てしまっているので、起こしたところで運転できない。タクシーも考えたけど、揺れやニオイが嫌だし、車内で吐いては悪いしと、結局自分で運転して行くことに決め、旦那に事情説明して「行ってきます」と言うと寝たまま「わかったー」とだけ。「ごめんな」の一言もなく寂しかった。  出発したものの、途中3回くらい車を止めては吐くを繰り返して、病院につくともう夜中の12時近くになっていました。看護婦さんが「一人で来たの?」と驚いたように優しい言葉をかけてくれると「わかってくれる人がここにいた」と、こらえていたものがプツンと切れて涙が出ました。思いやりのない旦那にわかってもらうのは無理なのかな。なんだか情けない。
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義父母との連絡係が地味にしんどい
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