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26歳男子に告白された、42歳妻の決断。「恋の怖さを初めて知った」

彼が自宅近くまでやってきたことも

 2歳年上の夫、中学生のひとり娘とともにタエコさんが住む自宅近くまで、彼が突然やってきたこともある。 不倫「焦りましたよ。週末に家族で出かけて夫の運転で帰宅したとき、自宅マンションの近くに彼の姿が見えたから。彼も車を見つめていました。ちょうど帰宅してから夕食をとろうと話していたので、私は家に入らず、『そうだ、明日の朝のヨーグルトがないんだった。買ってくるね』とそのまま電柱の陰に隠れていた彼に目配せして自宅とは反対方向へ歩いていったんです」  距離をとって歩きながら、駅の向こう側の公園へと誘った。途中で娘から「プリンも買ってきて」とメッセージが入ったのを覚えているという。 「とにかく彼が思いあまって妙な行動に出ないようにするのに必死でした。私は離婚しない、だからあなたとはもうつきあえないと告げました。彼は『だんなさんと会って話し合う。慰謝料も払うから。娘さんと3人で暮らそう』って」

結婚生活と恋は別、そして恋はいつか終わる

 女性はわかっているのだ、結婚生活と恋は別だと。そして恋はいつか終わると。だから必死に防御するのだが、若い男はやすやすとそれを打ち破ってくる。 恋「楽しかったのは最初の半年くらい。あとの1年は別れる別れないで揉めてばかりいました。私は彼の恐れを知らない情熱に惹かれたんですが、その情熱に自分が滅ぼされるとも感じていました。そのときちょうど配置換えの話があったので受けたんです。今までとはまったく違う部署ですが、彼との接点はなくなる。彼はそれを聞いてショックを受けていました。『私は家族をとる』と静かに言うと、ようやく彼はわかってくれたんです」  それでも彼への未練で、彼女は苦しんだ。何度も連絡をしようと思ったり、彼の会社の近くでまで行ったりした。だが別れは自分から口にしたのだ。責任をとらなければいけない。年下クンと大人の女性の恋は、女性から切るしかないのだ。たとえ「終わらせたくない恋」であっても、結婚生活を優先するなら、「これ以上はまずい」と思った時点で自分から自分の心をぶった切るしかない。
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本気で恋することの怖さを初めて知った
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