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宮崎謙介氏またも不倫。保身のための「世間」への謝罪より先にすべきこと

亀山早苗の不倫時評>  次々と報道される有名人の結婚離婚。その背景にある心理や世相とは? 夫婦関係を長年取材し『夫の不倫がどうしても許せない女たち』(朝日新聞出版)など著書多数の亀山早苗さんが読み解きます。(以下、亀山さんの寄稿)

やはり不倫は繰り返すものなのか

「4年ぶり2度目の不倫発覚」。  野球チームの優勝情報のような見出しに、なんとも薄ら寒い思いがして笑ってしまう。  4年半前に続き、再度、文春砲に狙われた元衆議院議員の宮崎謙介氏、39歳。この4年間、彼は議員を辞職して起業すると同時にコメンテーターや司会者としてテレビに頻繁に登場した。家では家事育児も率先して務めているようだ。妻の金子恵美氏(42歳)も当時、夫の煽りを食ったのか選挙に落選、今はタレントとして活躍している。 「人が変わった」と妻に言わしめていた宮崎氏だが、本質は変わっていなかったということか。

1500通ものメッセージで口説く口説く

 11月27日の文春オンラインの報道によれば、今回は30代、中国地方で医療従事者の女性が相手。6月に彼女が宮崎氏のSNSにコメントしたところからやりとりが始まった。そのメッセージは1500通。月に300通、1日10回はメッセージが行き交っていたことになる。  最初は医療従事者である彼女に対してまじめなメッセージが続いたが、彼女が複雑な家庭に育ち、不倫経験もあると告白。それでも宮崎氏はすべて受け止めてくれた。その優しさに彼女は本気になっていく。ふたりのメッセージのやりとりが明るみになったが、宮崎氏、彼女に不倫経験があると知ったあたりから、口説く口説く。  彼女が自分はぽっちゃり系だというと、「優しいボインは最強ね」と返す。  前後のやりとりは不明だが、「精子チェックの数値とか見たりします? 私の数値はケタ違いなんです」と、なにを自慢しているのやら。  そして10月下旬、彼女はGoToトラベルを利用し、背伸びして東京の高級ホテルへ。そこで宮崎氏と関係をもったが、マッサージをしてほしいと言われ、その後、関係をもつとすぐに寝落ち。1時間後、いきなり起きて身支度を調えて帰っていったという。  息子に食事をさせたら戻って来ると言う約束も果たされず、連絡もないまま放置された。  それからは、メッセージのやりとりも激減、「忙しい」を連発し、逃げの姿勢が明確になる。  最後は「扱いがひどい」と書いた彼女に、「もうやめてくれ」のひと言。これが彼女を激怒させた。「この5ヶ月は何だったのか」と。

弁明もその後の対処も非常にまずい宮崎氏

 当初、文春オンラインの直撃に対して宮崎氏は最初は彼女のことを知らないといい、その後、「男女問わず相談に乗っている。彼女とはホテル近くのカフェで会った」と説明。さらにその後、ようやくホテルで会ったことは認めたが、不倫関係は認めず。  だが彼女が撮った、彼が脱ぎ捨てた室内でのズボンの写真が、宮崎氏がブログにアップしているものと合致、特徴的なものだっただけに言い訳はできそうにない。  不倫慣れしているはずの宮崎氏だが、弁明もその後の対処も非常にまずい。  当日放送された自身が司会を務める生番組『バラいろダンディ』(TOKYO MX)で、彼は公式に謝罪したが、共演者からいじられても反応できず、表情も固まったまま。この人はこれが反省を表明する戦略なのかもしれないが逆効果としか思えない。  タレントのような活動もしているし、不倫をした芸人に上から目線でアドバイスしていたこともあるのだから、もう少し気の利いた対応は考えられないものだろうか。イメージダウンを少しでも避けるチャンスのはずなのに。
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相手女性への「人としての情」がなさすぎる
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