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この人、何歳に見える?“普通の女性”が、アラフォーからでも大変身できるチャンス

 ミスユニバース、ミス日本、町おこしのミスに、各大学のミス……。たくさんある「ミスコンテスト」ですが、モデルやアナウンサーの卵が目指すもので、私たちとは無縁だと感じますよね。最近では、既婚者向けの「ミセスコンテスト」未既婚を問わない「ミズコンテスト」も増えていますが、それだっていわゆる「美魔女」にしか関係ない、という印象です。  ところが、実は“普通の女性”たちが参加しているコンテストは意外とあるらしいのです。

45歳の会社員が、Mrs.Ms.Earth Japanのミセスグランプリに

2020年ミセスグランプリを受賞した石黒あかねさん

2020年ミセスグランプリを受賞した石黒あかねさん(45歳、会社員)

 写真のこの女性は、石黒あかねさん(45歳、会社員)。45歳には見えない美貌です! 実は、「Mrs.Ms.Earth Japan(ミセス&ミズアースジャパン)※」の2020年ミセスグランプリに選ばれた人なんです。(以下、年齢は大会当時)  
2020年のジャパングランプリの様子

2020年のMrs.Ms.Earth Japanグランプリの様子

 「Mrs.Ms.Earth Japan」は、アメリカでは15年の歴史があり、日本では3回目を迎えます。いわゆる外見的な美しさだけではなく、仕事や子育てを頑張っている女性を応援する、ユニークなミセス・ミズコンテストです。  そこで、日本大会の運営元である、株式会社RICHESSE代表の和泉カオルさんに話をうかがいました。
和泉カオルさん

和泉カオルさん。なんと50代半ば!

「Mrs.Ms.Earth Japanは、『アース』という名前の通り、地球環境問題に取り組む女性たちを世界レベルで応援することが目的です。ただ『環境』とひと口で言っても、いわゆる自然環境保護から動物愛護、さらには女性や子どもたちの生活環境を整えていくといったことも含めて広く女性を応援したいと思っています。なので、いわゆる『美魔女』である必要はまったくないんですよ(笑)」(和泉さん、以下同) (※アメリカに本部を置く「Mrs.Ms.Earth」の正式な契約に基づく日本大会です。2020年11月・12月に国際フォーラムでコンテストを開催した「ミセス・アース・ジャパン」とは別団体です)

一番応募が多いのはアラフォー。75歳の受賞者も

 環境問題、動物愛護……それはそれで意識が高いというか、ちょっとハードルが高い気もしますが、そんなに堅苦しく考えることはないのだとか。 「『猫が好きで、保護猫活動にもちょっと興味がある』とか、『自分がシングルマザーなので、シングルマザーがもっと暮らしやすい社会になってほしい』といった、ご自分の生活に根差した興味で大丈夫ですよ!  2021年開催の第3回は現在参加者を募集中なのですが、コロナ禍のなか自分たちの仕事をもっと知ってほしいと、看護師さんや介護士さんからの応募もあるんです。また、子育てが一段落したから『何か新しいことに挑戦してみたいな』という主婦の方も多くいらっしゃいますよ」  応募は、ミセス部門は21歳から、ミズ部門は25歳からOKですが、応募者はアラフォーが一番多く、2020年の審査員特別賞に選ばれたのは75歳の女性。お孫さんが二人いる60代の女性や、老人ホームにいらっしゃる80代の女性が介護士さんと一緒に参加した……なんてこともあったそうです。   「2020年日本大会のミセスグランプリは、冒頭でご紹介した石黒あかねさん、普段は会社員として働いているそうです。ミズグランプリは喫茶店を経営する伊原百合譁さん(38歳)。アラフォー世代の働く女性ですね」
今年ミズグランプリを受賞した伊原百合譁さん(38歳、喫茶店経営)

左から2人目が、2020年ミズグランプリを受賞した伊原百合譁さん(38歳、喫茶店経営)

昨年の参加者、木田美早紀さん(34歳)

2019年参加者の木田美早紀さん(34歳)。自衛隊員らしいオリジナルドレスも素敵!

Mrs.Ms.Earth Japan 詳細はコチラ>>>

「女の戦い」でなく、新たな居場所ができるきっかけに

 ちなみに、こういうコンテストって、靴に画びょうを入れる……なんて昔のドラマみたいなことはさすがにないとしても、応募者同士が火花を散らして競い合う「女の戦い!」みたいなイメージがあるのですが、実際はどうなんでしょうか? 「もちろんグランプリを目指して頑張る方もいらっしゃいますが、コンテスト自体を楽しみたいとか、違う自分を見つけてみたいという動機で応募される方も多いです。だから、ギスギスした雰囲気はまったくないんですよ(笑)。美容情報を交換したり、中には意気投合をして、一緒に美容系・カルチャー系のスクールを立ち上げたという方の話も聞きますね」  なるほど。競い合う、というより仕事や趣味のコミュニティが広がるきっかけと考えると、ハードルも下がるし、なんだか楽しそうです。
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和泉さんも数年前まで「普通の専業主婦でした」

「書類選考を通過した方は、第二次選考で面談と簡単なウォーキングやポージングの審査をします。二次選考に合格されたらファイナリストの認定式を経て、2泊3日のビューティーキャンプを行います。リゾート地で2泊3日で行うのですが、ここでやるのは、ウォーキングやポージング、英会話、エクササイズ。ファイナリストの皆さんが親睦を深めて楽しんでいらっしゃいますね。皆さん、仲良くなって最終日にはパーティーも行われるんですよ」

参加して損はない!? 選考を経て普通の女性もキレイになっていく

 ウォーキングや英会話を通して自分磨きができるとは、たとえグランプリを獲れなくてもいい経験になりますね。実際、参加者は選考を通して美しく変わっていくものなんでしょうか? 「最初は“普通の女性”という印象だった方も、選考プロセスが進むにつれて、メイクや服装からたたずまいまで、どんどん洗練されていくんですよ。参加者の方の変化には、審査員でもある私が一番驚いています(笑)。『意識が変わるとこんなに人って変わるんだ!』と実感しています」
Mrs.Ms.Earth Japan

2019年 Mrs.Ms.Earth Japan

 コンテストは「絶世の美女でなければ応募できない、自分とは縁のないもの」と思っていましたが、話を聞いて「私たちでも出られるかも?」とさえ思った女子SPA!取材班。自分が挑戦したい活動へのきっかけ、新しい友達づくり、自分磨きの一歩になりそうです!

Mrs.Ms.Earth Japan 2020年参加者たちの写真はコチラ>>>

Ms.World International Japanも開催

 また、和泉さんは、Mrs.Ms.Earth Japanだけでなく、「頑張るすべての女性を応援しましょう」というコンセプトのMs.World International Japanの運営元でもあります。
Ms.World International

Ms.World Internationalの世界大会(アメリカで)

「年齢ごとにカテゴリーがわかれていて、全部で6つの部門があるのですが、こちらも婚姻歴や子供の有無は問わないコンテストです。ご興味のある方のご応募をお待ちしていますね!」

Ms.World International Japan 詳細はコチラから>>>

応募締め切りは2021年1月31日

 女性のライフスタイルも多様性が重視される今。こんなコンテストだったら、自分も応募してみたら世界が広がって、仕事にもプライベートにも良い影響があるかも…と思いました! (※下記以外の応募条件、参加費用などの詳細は、公式サイトをご覧ください) 【各コンテストの応募条件】Mrs.Earth Japan(21歳以上、既婚者) ②Ms.Earth Japan(25歳以上、独身。婚歴や離婚、未亡人、子供有でも可) 21~24歳の場合、子供がいて現在独身なら応募できる ③Ms.World International Japan(年齢関係なし、未既婚問わず全女性) (年齢によって6部門に分かれている) 【応募締切】 2021年1月31日(①~③とも) 【審査の流れ】 (①~③とも。時期はあくまで予定、状況によって変更もあります) 一次選考→二次選考→ オリエンテーション(ファイナリスト認定式、2021年4月予定)→ ビューティキャンプ(2泊3日)→ 日本大会(日本代表を決定、2021年6月予定)→ 世界大会(①②2021年7月予定、ミャンマーにて。③2021年8月予定、米国マイアミにて)

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Ms.World International Japan 詳細と応募はコチラから>>>

<取材・文/アケミン 提供/RICHESSE>
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