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「男性は性欲を抑えられない」はウソ。性に依存する人の“頭の中”

女性が「自分も落ち度があった」と考えてしまう

悩む女性 男尊女卑の考えは、なにも男性だけに内在するものではありません。女性側にも根深く内面化されています。  性犯罪者はしばしば、「自分がやったことで、相手を女として見てやったんだ」などと自分の行為を正当化する発言をします。これは明らかな認知の歪みです。  そして、被害者側からしたらとんでもない話ですが、性被害に遭った女性のなかにも「男性の性欲は抑えられないもの」「性被害に遭ったのは、自分にも落ち度があったからなんだ」など、「自分になにか非があったんじゃないか」と自責してしまう人が多くいるのです。このように被害者が自責してしまう風潮は、加害者の責任を性欲の問題に矮小化してしまいますし、加害者にとってはこの上なく都合の良いものでもあります。  そして「自分が悪かったんだ」という自責の念から、性被害に遭った女性が自暴自棄になって自傷行為的に不特定多数と性関係を持ち、やがて性依存症に陥ってしまいます。

気づかないうちに「男尊女卑依存症」に

 繰り返しになりますが、性依存症は性欲の問題ではありません。そしてその根底には「男尊女卑」という古い価値観が横たわっているようにも思えてなりません。  これは私の造語ですが、みなが気づかないうちに「男尊女卑依存症」に陥っているのです。性依存症は男尊女卑社会の悪しき産物です。そして私たちひとりひとりがこの歪んだ価値観を認識して、勇気を持って手放さない限り、性依存症から解放されることはないと思っています。 <斉藤章佳 構成/目黒川みより>
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