勝間和代流、ストレスゼロの家ごもり。仕事は“ベッドで音声入力”でいい
―勝間和代に学ぶ! アフターコロナ時代をちゃっかり生きる術 vol.1 仕事編―
新型コロナウイルスの流行により、働き方も遊び方も、あらゆることがガラリと変わってしまった2020年。新しいライフスタイルに飽きてしまったり、いまだに慣れることができなかったりして、なんとなく鬱屈(うっくつ)とした日々を過ごしていませんか?
在宅勤務が日常化していく中で、“リモートワーク疲れ”という言葉もすっかり身近なものに。通勤時間というロスや満員電車という苦痛から解放され、「ちょっとラッキー!」と思いきや、家に引きこもって仕事をしていると、それはそれで新たなストレスや疲労が生まれてきてしまうものなんですよね。
しかし、そんなストレスや疲労とはまったく無縁の人が。それは人気経済評論家の勝間和代さん。コロナ以降の、一人で自宅に引きこもっているいまが「人生で最も幸せ」だというのです。
新刊『自由もお金も手に入る! 勝間式超スローライフ』(KADOKAWA)によると、勝間さんは日々のんびり快適に過ごしながらも、仕事の生産性はどんどん上がり、内臓脂肪が同年代最低レベルという健康的で引き締まったカラダもキープできているのだとか。これ、すごいことですよね?
そんな勝間さんに、ラクに楽しく過ごしつつ、仕事や健康&美容もおろそかにしない、アフターコロナ時代をうまく生き抜く極意を聞いてみました。今回は、実践すればリモートワーク疲れとおさらばできる【仕事編】です。
――リモートワーク疲れにはいろいろ原因がありますが、精神的な面だと、オフィスと違って上司や同僚と気軽にコミュニケーションを取れないのも原因のひとつのようです。
勝間和代さん(以下、勝間)「解決方法は簡単で、チャットをずっと立ち上げておけばいいんですよ。あるいはメールでも、チャットみたいに短文でポンポンやり取りをするとか」
――部署やチームでグループチャットを作って、気軽にやり取りをする習慣を作ってしまうといいかもしれませんね。
勝間「あとは極端な話、Zoomを繋ぎっぱなしにしちゃってもいいと思いますよ。コミュニケーションの取りにくさにストレスを感じるくらいなら、常にそれくらいのリモート感があっても構わないんじゃないかと。画面に顔が映ることへの抵抗感がなくなったいまなら、周りも受け入れてくれると思いますよ」
――肉体的なリモートワーク疲れのほうは、狭い空間で座りっぱなし、パソコンに向かいっぱなしというのが大きな原因かと。
勝間「そもそも、リモートワークは生産性が高いから疲れちゃうんですよ。オフィスにいると話しかけられたり周りがうるさかったり、実はすごく邪魔されてるんですけど、そういう邪魔がないぶん必要以上に仕事をしてしまって疲れてしまう」
――確かに、リモートワークのほうが集中できてはかどるという声も聞きます。
勝間「だから、それを自覚して、『仕事が半分片付いたら30分休む』というふうに、アウトプットの量に合わせて休憩を取る仕組みにしたほうがいいんです。『〇時間働いたら休む』ではなく。あるいは、一日の労働時間を思いきって短くしてしまうのも手。自分がアウトプットできる量に合わせて行動を変えたほうが絶対に疲れないですよ」
――なるほど。でも、「リモートワークとはいえ早い時間に仕事を切り上げるのは気まずい」という雰囲気もあるかもしれません。
勝間「会社というのは本当に生産性が悪くなる仕組みになっているので、『仕事が終わればOK』という考え方に慣れてないんですよね、多くの日本人は。でも、いまこそ、そんなことは気にしないようにする気持ちの切り替も大事ですよ。あと、肉体的な疲れを取るためには、昼夜逆転させずにしっかり寝ることも大事です」
――あぁ……。出勤しないとなると、つい夜更かししちゃうんですよね。
勝間「気が緩みますからね。でも、そのせいでリモートワーク疲れが蓄積している人は多いはず。私は Huawei のスマートウォッチでいつも睡眠時間や睡眠の質を管理してるんですけど、できればそういう睡眠管理ツールを使って、必ず睡眠時間を確保するという仕組みを作ったほうがいいと思います。睡眠をしっかり取ると脳のコンディションがよくなり、仕事の効率も上がりますからね」

「繋ぎっぱなし」でリモートワーク疲れを解消
労働時間ではなく“アウトプットの量”で休憩する
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