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勝間和代流、ストレスゼロの家ごもり。仕事は“ベッドで音声入力”でいい

肩のこらない音声入力で作業をスピードアップ

――ほかに、取り入れるとリモートワークの効率が上がるものはありますか?
勝間和代さん

音声入力中の勝間さん(撮影/疋田千里)

勝間「キーボード入力から音声入力に変えることです。意外と気づいていない人が多くてビックリするんですけど、音声入力ってたいていのパソコンやスマホの OS に初めから付いてるんですよ。Google ドキュメントも音声入力のボタンを押せばマイクがポンと出てくるし、Google chromeの拡張機能『VoiceIn』を使えばブラウザベースのものは全部音声入力できるようになります。  音声入力をガシガシ使えば、キーボードを使うよりも肩がこらないし、作業がはるかに早く終わりますよ
音声入力

Google ドキュメントに標準装備されている「音声入力」機能。
ドキュメントの新規作成画面で、ツール>音声入力

――確かに音声のほうがラクですね。でも、クセというか習慣というか、なかなかキーボードから脱せなくて(笑)。 勝間「そういう人は、メールとか検索とかちょっとしたものから始めてみては。徐々に慣らしていって、入力は“メインが音声でサブがフリック”というふうに変わっていくと、かなりラクになるはずです。」 ――勝間さんはよくベッドに寝転がりながら音声入力をされているそうですが、「家にはワークチェアがなくて疲れる」という人にとっても、ベッドやソファでゴロンとしながら音声入力で仕事できるのはいいですよね。 勝間「そうですよね。音声入力ができるのは、ずっと喋っていても他人に迷惑がかからない在宅勤務ならではなんですから、活用しないともったいないですよ」

自炊で「食事にかけるムダな時間」をなくす

――在宅だからこそ取り入れられることって、ほかにもありますか? 勝間「自炊ですかね。外に食べに行ったりお弁当や惣菜を買いに行ったりするのって、面倒くさいし時間もかかるじゃないですか。料理が苦手な人は自炊に抵抗を感じるかもしれませんが、ハードルを上げないでご飯に納豆をかけるだけでいいんですよ。それくらいから始めて、少しずつ慣れていけばいいんじゃないですかね」
納豆ご飯

写真はイメージです

――勝間さんは食品の買い物はおもにネットスーパーを利用されているんですよね。それも時間の節約になりますね。 勝間「そうですね。あとコンビニには行きます。最近のコンビニはすごく生鮮食品が充実しているんですよ。『コンビニは高い』と言う人もいますけど、スーパーに行って余計なものまで買ってしまうくらいなら、絶対コンビニのほうが経済的。コンビニだと、あまり余計なものを見なくて済みますしね」 ――そのとおりですね。それに、「節約のために1円でも安く!」とスーパーを巡ったりしていたら、1円2円のためにどれだけ時間を無駄にすることになるのかと……。時間とお金の両方を大事にするという考え方が必要ですよね。 勝間「はい。買い物はコンビニで余計なものを見ずにパッと済ませるのが、時間もお金も一番の節約になる。その日に使うぶんだけを買えば使い残しも出ないから、結局は一番安あがりなんです」 ――時間もお金もタイトに済ませる自炊、挑戦してみます。 勝間和代(かつまかずよ)】 経済評論家。株式会社監査と分析取締役。中央大学ビジネススクール客員教授。 1968年東京生まれ。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー・アンド・カンパニー、JPモルガンを経て独立。少子化問題、若者の雇用問題、ワーク・ライフ・バランス、ITを活用した個人の生産性向上など、幅広い分野で発言を行う。『勝間式食事ハック』(宝島社)、『勝間式超ロジカル家事』、『勝間式超コントロール思考』『勝間式超ロジカル料理』(以上、アチーブメント出版)、『勝間式超スローライフ』(KADOKAWA)など、著作多数。 <勝間和代 取材・文/持丸千乃>
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