Entertainment

“セクシーすぎる”女性ヒーロー映画に賛否。主演女優が意外なコメント

 現在、日本で絶賛公開中の映画『ワンダーウーマン 1984』。「女性のスーパーヒーロー映画など誰も見にいかない」という常識を打ち破り、大ヒットした2017年の映画『ワンダーウーマン』の続編として注目されている。主演したガル・ガドット(35)の強く美しい女性戦士姿はまさに圧巻だが、本人は「女性がスーパーヒーローになれるとは思っていなかった」と意外なコメントをしている。

子供の頃は「女性が世界を救う」などと考えたこともなかった

ガル・ガドット

ガル・ガドット

 DCコミックス映画を代表するヒット作となった『ワンダーウーマン』で女性のスーパーヒーローを演じ、一躍スターとなったガル。先ごろ日本で公開が始まった新作でも続投し、すさまじいアクションシーンを体当たりでこなしている。  ガルは兵役義務があるイスラエル出身。そのため、軍で戦闘員のトレーナーの職務についていたこともあり、その経験がワンダーウーマンでも生かされているという。人々を救うために立ち上がった勇敢な女性戦士を演じるにあたり、かなりハードなトレーニングも行われたようだが、これも兵役で培われた基礎体力のおかげで乗り切れたという。  とはいえ、元から超タフだったわけではなく、大学生くらいまではごく普通の女の子だったようだ。  大学生の時に「ミス・イスラエル」に選ばれたことをきっかけに女優デビューし、ハリウッドで最強のスーパーヒーローを演じるようになったガル。しかし自分が幼い頃に「女性が世界を救う」などと考えたこともなかったという。ザ・サンデー・タイムズ紙のカルチャー誌に登場したガルはこう振り返る。 「私が幼い頃は、尊敬できるような強い女性キャラクターがあまりいなかった。びくびくした子供だったのを覚えている。暗闇も怖くて、泥棒が入ってきたと思ったら、スーパーマンである父が世界を救ってくれたものだわ」 「母がそんなことが出来るとは思ってもいなかった。でも今は、女性がフェミニズムや強さを称賛するイメージが子供や女性、男性に広がってるわけでしょ? それって、すごく大きな影響を与えることになるわ」

大ヒットの裏で「過剰に性的」の批判も

 ただ女性のスーパーヒーローを巡っては、賛否両論あるのも事実。映画とは関係ないが、2016年にワンダーウーマンが国連の名誉大使に任命された時には、抗議の声が巻き上がった。国連は、フェミニズムのシンボルとして世界中で愛されてきたワンダーウーマンを名誉大使に任命し、男女平等と女性の活用をアピールするのが目的だったと説明した。  しかし反対派からは「胸が大きくあり得ない体形をした白人女性が、肌を露出し、太ももをあらわにし、星条旗柄のキラキラスーツを着て、膝まである長いブーツを履いている。ワンダーウーマンは、過剰に性的なイメージのキャラクターだ」と非難の声があがり、名誉大使の解任を求めるオンライン署名まで展開された。
ワンダーウーマン

「露出度が高すぎる」などと批判も多いワンダーウーマン
(※画像:Amazonより)

 さらに2017年にワンダーウーマンの映画が公開されたときには、『ターミネーター』『タイタニック』『アバター』などの超大作を手掛けた大物監督のジェームズ・キャメロンが、インタビューで作品を批判。ワンダーウーマンは「モノ化されたアイコン」であり、女性キャラクターを「後退させる」などと語り、大きな話題になった。  女性は美しくセクシーでいると同時に、強いヒーローにもなりうるのか? そんな論争を巻き起こしてきたワンダーウーマンだが、その役を演じてきたガルはこう語っている。
「すごく偉そうに聞こえるのは分かっている。私が真剣に捉えすぎているってことも。でも、本当にそう感じるの。全ての人が女性の地位向上について話すようになったら、少女や女性だけでなく、少年や男性も教育できることになる。これはみんなで一緒に頑張ること。敵なんていない。だから、このキャラクターを通じて、それに人々に触れてもらうことは、大切なことなの。私はお母さんがスーパーヒーローになれるなんて思ってなかった。スーパーヒーローになれるのはお父さんだけだったから」  ワンダーウーマンは男性を含めた全ての人たちに、誰でもスーパーヒーローになれることを教えてくれる。だから、映画やテレビに強い女性キャラクターが登場することは、とても重要。ガルはそう信じているようだ。

娘たちに尊敬してもらえる母になりたい

 9歳と3歳の娘の母でもあるガルは、娘たちが大きくなった時、自分を尊敬してくれることを願っているとも語る。しかし、母が演じるワンダーウーマンの持つ意味を理解するには、まだ幼すぎるとも。 「長女にとっては、大半の時、私はワンダーウーマンじゃない。何かをやれと何百万回と言ってくる母親。でも下の子は『ママ、仕事に行くの?』と聞いてきて、私がそうだよと答えると、あの子も『私も仕事に行くの』と言って、空中を蹴りだすの。『私はワンダーウーマン!』って言ってね」  そんなガルの娘たち、さらにガルの夫も『ワンダーウーマン 1984』にチョイ役で出演しているとのこと。もし映画を見る機会があったら、ぜひ探してみよう。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
Cxense Recommend widget


あなたにおすすめ